銀河鉄道を待ちながら
鬱と付き合いながらの日々を徒然に

2005年10月31日(月) 漠然とした不安

一月に一回くらい、「僕って何なんだろう」と思うときがある。

今日はちょうどそんな日だった。

別に何かあったわけではない。
何かあるような日常を送ってはいない。

それでも急に、そんな気持ちに襲われる。

病気といえば病気なのかもしれない。
普通はそんなことを思ったりはしないだろう。

自分には何かが欠けている。

その何かは、漠然とは分かっている。

自己を価値あるものとして肯定するために必要な何かだ。

でも、明確には分からない。

その何かは、複数かもしれないし、複数の何かの総体なのかもしれない。

ただ、はっきりとしているのは、その何かを手に入れることはもう今はできないということだ。

今できることは、その何かがないことをうまくごまかしていくことだけ。

自分はそのごまかしが下手だから、こういうことになっている。

いつか、仕事で悩んでいることを話したとき父親に「そんなことでは生きていけんぞ」と言われたことがある。

その通りだと思う。

もともと、生きる、ということに対して下手な人間なのだ。

生きる、ということにおいて、その何か、がとても重要だったのだろう。


いつまで今のようなごまかしが続けられるか、時々不安になる。

いつか、どこかに仕掛けられた時限爆弾が爆発して、破綻する気がする。


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士郎 [MAIL] [HOMEPAGE]

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