コミュニケーション。
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2015年12月11日(金) 「あぁ、あの子。時々な」




長いことセックスレスだった私の不満は、爆発しようとしていた。
夫ではない男が、コンドームの袋を噛み千切る。
今更ではあるけれど、避妊の重要性と、
それをちゃんと忘れない、
彼の端正な横顔にときめいた。

そして今まさにという瞬間、
夫がガラリと戸を引いた。
「なんだお前。いたのか」



あわてふためいた私と彼だったけれど、夫の様子がおかしい。
まったく怒っていないし、服を着ていないし、
トイレに向かおうとしている。
彼は明らかに“事後”だった。
どうしてっ?!と寝室の戸を開けると、そこには、
私のよく知った女、
でも、夫が嫌っていたはずの女が居た。

トイレから帰ってきた夫は彼女の肩をもんで、
労うようなことを言った。
その様子から、長い関係なのだと伺えた。
私は、ずっと裏切られていたのだ。

バレたなら仕方ないと、夫は、今までの交遊関係をしゃべり出した。
今いる女は長い付き合い、それ以外にもつまみぐいはしてきた…

「じゃあ!あの居酒屋の女は?!あの女ともやっぱりデキてたんでしょっ?!」

夫はしばらく考えて、思い出し、

「あぁあの子。時々な」

と応えて煙を吐いた。
私は、言葉にならなかった。





私も男を連れ込んだ手前、100%夫をなじることはできなかった。
が、
怒りの感情が収まらず、とても結婚を続けていけないと思った。
だから、土下座した。
いつものソファに座って、悠然とテレビを観る夫に。

「私から言えることでは、とてもありませんが…。

お願いします。離婚してください。」

怒りと、屈辱と、まだ愛している気持ちの入り混じる、
やるせない土下座だった。

夫は、横目で私を見て、

「お前がそこまで言うなら仕方ないな。」

と言った。












*************







お察しのとおり、リアルな夢でした。
舞台がアパートそのままだったので、
起きたときまったく区別がついていなくて、混乱しました。

うちの3Kのアパートで、
お互いに知られずに愛人それぞれ連れ込むのは不可能に近い 笑

ちゃんと起きてから、あー…辛い夢だった…と思って、
やっぱり夫に浮気されるの嫌なんだな…と思って、
身づくろいをちゃんとしようと思いました。
思い出してみたら、私の相手は、西村和彦でした。超かっこよかった。
そこだけよかった夢でした。


それで、何年かぶりに化粧品を注文して、
届くまでにスキンケアしとかないとな…ってやりだしたら、
夫から「お!化粧しただろ!すぐわかるぜ!☆」って言われて、
今までごめんなさい…ってなりました。



雪絵 |MAILHOMEBLOG

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