コミュニケーション。
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| 2008年04月21日(月) |
#6 私達の、選択。 |
さて、そんなこんなで結婚を決めた私達、 だったんですけれども。
途惑うのは親、でございまして、モチロン。 特に父親からは大反対されました。 母親はね、私の気持ちがわかるから、 基本的には私を尊重してくれるけど、 23歳年上ってのはショックだったみたい。
父親から「堕ろせ」と言われて泣いたり、 母親から「寺島君だったらね…」と呟かれて怒鳴ったり、 父親の上のセリフが優ちゃんにバレて、 優ちゃんが激怒して、板ばさみになったり、
うちの親絡みでは、つい最近までいろいろありました。 本当は、この辺を連載形式にしたら面白いんだろうなーと思う。 悩みもしたし、ドタバタ喧嘩したし。
昔の私だったら、きっと書いてた。 寺島にされたことを、ひとつひとつ思い出しながら、 泣きながら書いてたくらいだから。
でも、自分の親だからこそ辛かったこの時期は、 もう思い出したくない。 悲劇のヒロインはもう卒業したし、 辛いことは、必ず笑い飛ばせるようになることを覚えた。
辛いことも幸せなことも等しく過去になっていくなら、 どうせなら、 幸せなことを多く残していきたい。
父との喧嘩は、確かに辛かった。 父と優ちゃんの対立を見るのも、辛かった。
父は優ちゃんの前でも私に向かって、「堕ろせ」と言った。 だけど、父がそうやって悪者になってくれたおかげで、 優ちゃんと私は、はっきりと話し合うことが出来た。 それまでどこか、流れのなかにいるような気がしないでもなかったので、 嬉しかった。
父と真っ向から対立した夜、 優ちゃんは、必要最低限の会話だけをして、 後はじっと悩んでいた。 いつもは何をするにも立ったままで、 立ったままモノを食べたりするから、私がため息つくぐらいなのに、 食卓のイスに座って、 煙草も吸わずに考え込んでいた。
私は、何にも言わなかった。 気持ちを聞かれたときだけ答えた。 優ちゃんと別れたくない、とか、 優ちゃんの子どもが生みたい、とか、ありきたりだけど。
次の日は、優ちゃんの部屋を片付けた。 結論が「今からでも堕ろす」なら、片付ける必要はないだろう… と思っていたら案の定、 片付けながら、 「お前と別れたくないよ」 と言ってくれた。 「子どもを殺すことは、俺には、出来ない」
この子を殺すのなら、きっと私達は続かない。 同じことを多分思ったのだと思う。
「愛してる」
その夜、何度言い交わしただろう。 出逢った頃からのひとつひとつのセリフを思い出しながら、 時折笑い声をあげて、優ちゃんと抱き合った。
最初から俺は好きだったんだ 本当?けらけら いつから抱かれたかった? 最初に行った日からよ ホントか? ホント
彼はそんな私に興奮するのだといつもいう。 そんな彼に発情してることは、まだ秘密。
私と子どもとの未来のために突っ走ってくれるあなたに、 何があってもお供します。
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今週の土曜が結納なのです。 父親ともまともに話せるようになりました。 今はドタバタ掃除中。
親とのいろいろを言葉に出来るのは、 もっと大人になってからなのだと思います。
結婚指輪が出来上がりました^^ ピンクゴールド、ラブ!!
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