コミュニケーション。
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2008年04月02日(水) #1  始まりの日。






あたしは、藤原君に話しながら、笑いが止まらなかった。
藤原君も、声を立てて笑っていた。




不謹慎なのは、2人ともよくわかっていた。




こんな日がいつか来ることも、わかっていた。
遅かれ早かれやってきて、あたし達は、
贅沢なほど気ままな今の生活に別れを告げるのだと。


でも、あたし達はまだ22歳で、
ろくな仕事もしていなくて、恋愛のれの字も知らない、きっと。
まだ、人生の3分の1も知っちゃいない、こどもなのだ。
だから、おとなになる日は遠いはず。
本当の喜びも、楽しさも、哀しみも、辛さも、
経験した、と思ったときに、ここを羽ばたくのだ、と、
どこかで思っていた。
それまでは楽しんでいられるはず、今を。



それが唐突にやってくるものだなんて思ってなかった。
そこもこどもだったのだと思う。





























2月の下旬、
具合が悪い、と言いながら仕事に通っていたあたしの頭に、
まさしく唐突に、降ってきた思いつき。


でも思いついてみれば、
心当たりはあったのに逃げていたのかも、と思えた考え。



















次の日に受診した産婦人科の先生に、あっさり宣言された。


「妊娠は、間違いないですね」


あなたは母親になるんですよ、って。





























すぐ母親に連絡をとって、職場に会いに行った。
落ち着いて、食べたい物買って食べなさい、と言われて、
当時、何故か食べたくて仕方なかったチーズを買って帰った。

家でかじったら、
今まで感じたことがない、美味しさだった。






たまたま、藤原君が遊びにきて、
あたしは、笑いを堪えながら、
「報告することがあるんだよね」
と言った。
それだけで、彼もちょっと笑っていた。
「何ですか」





























「7週目、なんだって」
















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***










1日経って、念のため書きますが…


昨日の日記は、ウソじゃないですからね(笑)





優ちゃんと私の結婚記念日は、4月1日です。
投票ボタンのネタバレって気もしますがwwすいません。





雪絵 |MAILHOMEBLOG

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