コミュニケーション。
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2007年12月14日(金) 疑惑。







「お前が離れたら俺は落ち目だ」




新たに仕事が入ってきた。
とれそうにない、と予想していたものだったけど、
棚ボタでごろんとやってきた。


そういう現象は、
あたしがここに来てから2回目のことである。
今回は、もう一つ手ごろなものも転がってきた。
優ちゃんはあたしが運んできた幸運だと言い張る。
あたしは所謂…「あげまん」なのだと。




「離れるな」


と言う優ちゃんに、


「離れないけど保障はしないわ」


と笑った。



本当にそうだとして、
あたしにその自覚があるわけないのだ、
あたし自身に幸運が降ってくるわけじゃないし(笑)
あたしは生きているだけだから。


となればここまでの男性達…だけれども、
特にそんなことを思った人はいなかったなぁ…
優ちゃんなんて、
恋愛運使い果たしたような気さえするくらいだし…(笑)
寺島君と、「喧嘩していたとき」は、
よくパチンコで勝ったよう…な?覚えてないけど。

しかし、暇と金の余裕があったらすぐパチンコに行っていた時期より、
今が貧乏な気がするのは何故だろう。
多分違うんだけど…これもギャンブルの罠なのかしら…。


優ちゃんはパチンコが大っ嫌いなので。
出逢った頃はやめていてよかった、と心底思ったことでした。
ただ単に金がなくて離れていただけだったわけだが。

というか、嫌い、と知る前に聞かれたことがあったのだ。
するのか、と。
そのとき咄嗟に、若い娘が堂々と、しますよ、なんてみっともない!
と思って、いいえ、と答えていたのが幸いしたのだ。
まぁ、付き合ってからの会話等々で見抜かれてるかもしれないけど。




でも本当に私が「あげまん」なら、
始終一緒にいる藤原君は、幸運に見舞われてなければいけないだろうに(笑)
恋愛関係にならないとダメなのか?
というかこの判断は、私が死ぬまで出来ないんだな…。


これから楽しみですね♪








一昨日、トイレから帰ってきた優ちゃんが言った。



「今週末は、また今年最高に冷え込むらしい」



あぁ、またか、またそういうことか、と思いながら、
あたしは訳知り顔で頷いて見せた。



「はんてん持って行くね」



「ちくしょう」



盛大に舌打ちをして、優ちゃんは仕事に戻った。
寒いのも相当に嫌いな人だ。


ねぇ、その悔しさのなかに、
あたしを抱けない悔しさも入っている?
風邪への懸念を捨てられない悔しさも入っている?


聞けない痛みが、胸に留まる。
愛しているけど抱けないなんて言うならいっそ捨てて、
と叫びたくなる口を抑える。




昨日のあたしは、実に優ちゃんのご機嫌をとってみせた。
悪い意味ではなく、効率よく仕事をしただけだけど。
更に「あげまん疑惑(?)」の浮上で、
優ちゃんの機嫌は最高潮だった。
明日1日会えないことを寂しいとか言い出したくらいだった。
うっすら笑うことしか出来なくて悪かったなぁ、と思っている。
嬉しくて、「あたしも寂しいな」とか言う余裕がなくなるのだ。
いかん、こういうことじゃ!




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土曜日が、ちょっと怖いの。あたし。


雪絵 |MAILHOMEBLOG

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