コミュニケーション。
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藤原君と予想を立てた。
あたし :
「多分、俺が捨てたからこうなった…とか思うだろうね」
藤原君 :
「絶対言うだろうな。戻ってくるんじゃない?峰さんのときみたいに」
あたし :
「あぁね、そういえば戻ってきたよね」
藤原君 :
「いろいろ言いそうだなぁ…社長のどこどこが悪い、とかさ」
あたし :
「言いそう言いそう。あたしが自分を好きってなってないと安心しないんだよね。
でも、だからって例えばあたしがフリーになってもね。
付き合ったりは、しないんだよ」
そりゃぁわからない、
といつものように藤原君が笑って、
寺島の反応予測は終わった。
社長と飲みに行く日、 たまたま寺島が家に来て、
「気をつけてね」
とかなんとか言ってたので、 多分、今度会ったら聞いてくるだろう、 そこで隠しきれるかしら、という話からこうなったのだけど、
正直、後半の予測はどうでもよろしい。 週に1回必ず来るだけでも迷惑なのに、 戻ってこられたって余裕ないの!
やっぱり隠さなきゃね…。 うるさいだろうしね…。
ユミちゃんが、最初、 自分と前の彼氏を二股してたのも、 傷になってるだろうしね…。
まぁそんな寺島談義よりも、
とりあえず、
いろいろ含むところはあったようだけど、 こんな不埒なあたしを受け入れてくれた藤原君に感謝して、 夜の会議は終わったのでした。
そうしてまたしばらくは、 マリちゃんマリちゃんと懐くだろうから。
その「しばらく」さえもあたしにはないのだ。
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