コミュニケーション。
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お、なんとかまともな日付に。
山田詠美の『ベッドタイムアイズ』を再読。 昔読んだときどう思ったか、きれいさっぱり忘れている。 多分、ただ詠美の言葉に触れて感動しただけだったような気がする。 今読むと言葉を理解出来る。
…が、しかし、 読後湧いてくる気持ちを言葉に出来ない自分に失望orz 頭悪すぎる…! 知識が足らなさ過ぎる…。
そんなわけでまた文学部を検討中。 別れたことで県外への不安が減り、よかったなと思う。 ただ文学部行って何に就職すんの?と言われりゃ困る(ダメ) だからまだまだ検討中。
夜になると、携帯に手が伸びる。 宛先まで入力する。 けれど送らない。
今ごろユミちゃんとメールしてんでしょ。 そう思っても嫉妬はわかない。 そこには入れないから、いっか、と思い直す。 馬鹿なことをしている、と思う。
嫌い、と呟いてみる。 馬鹿!と叫んでみる。 私を泣かす人は嫌いなのだ。 大事にしてくれない人は嫌いなのだ。 お互いが最初の恋人で、付き合い方なんてわからなかったのだ。 友達は、何が大事かがわかってないと言ってくれた。 でも私もそうだった。 寺島を想うばかりで、考えちゃいなかった。 何が大事なのかわかってなかったのは私。
だからメールなんかしないのだ。
思えば、山田詠美を本格的に読んだのは、寺島に勧められたからだった。 昨日また観たエヴァンゲリオンも、寺島と一緒に観たのが最初だった。 寺島が、私を胸に入れたまま解説をしてくれた。 デートはもっぱら私の部屋で、 私の部屋には、寺島がUFOキャッチャーでとってくれたぬいぐるみや、 100均で買い揃えた雑貨が使われている。
そんなことにまったく執着しない自分が、今は救いだ。 いつか悲しくなるのだろうか? 山田詠美もエヴァもぬいぐるみも、既に私のものとして私は認識している。 いつか…涙が出てくるのだろうか? あのときの二人を思い出して。 今は気配すらない。
2人で撮った、1番新しいプリクラが出てきた。 目に入ったときギクリとしたのだけれど、 やっぱり泣かなかった。 どう処理しようかと思案しただけだった。
今更私がジタバタすることではないのだ。
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