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最近の若いやつぁ。 - 2020年07月29日(水)

私の青春時代は、『料理の鉄人』なるテレビ番組が大人気の時代でした。
あの人たちに憧れて、料理人を目指した人も多かったんですね。

あの時、新入社員として入社したのが460人。うち、厨房職が110人とかで、
さらにその中の女性社員は20名とかそんなだった気がする。

同じホテルの西洋料理部門所属になったのが男3人女2人。
もっと分けると、フレンチレストランには私と男1人、結婚式などを行う
バンケットルームに1人、和洋折衷レストランに1人、パティシエとして女1人
が配属されました。

なんつーか、同期って切磋琢磨するんよなあ。
いわゆる“調理師専門学校”を出ていたのは私だけで、あとの4人は高卒だった
ので、年齢的には私が一番上だったんだっけな。といってもひとつだけだけど。

必死のぱっちで仕事に食らいついていたのは皆同じだったけれど、私が一番
勤勉だったな(笑)

女だからって、男には絶対負けたくない!!ってメラメラしていたし、何より
1年間みっちり調理師学校で勉強したという自負もあったので、実際負けちゃ
いけなかったとも思うし。

何が勝ちで何が負けなのか知らんけども(笑)

スポーツじゃないけど、“高さとパワー”では絶対に男性にはかなわない
ので、私は何より語学の勉強と、とにかく知識を詰め込んだかな。

テーブル番号も、お料理の名前も、数字も、全部フランス語でオーダーが
通って来るお店だったので、最低限のフランス語が分からないことには
全くついていけなかったからね。

勉強せざるを得なかったというのもある。

でもおかげで1年2年経つ頃には、5年も10年も先輩の料理人に、アレって
フランス語でなんて言うんだっけ?って聞いてもらえるレベルになれました。

料理長から『今期一番頑張った賞』的なものもいただいたし。
とにかく、ガムシャラに、死ぬ気ですべてのパワーを仕事に注ぎ込んでいた
時代でした。

でも、周りも一緒だったと思う。
程度の差はあれど。
皆料理人に憧れて入ってきていたし、切磋琢磨もしていた。

あれから20年。。。

結婚しました。
子ども2人産みました。
一旦辞めた職業に戻りました。

今、あのころの自分と同じような年齢の子に、みっちり仕事を教える日々です。

が。
何年か連続して新入社員教育をしましたが、軒並み覇気がないです。
ヤル気も見えないです。
向上心があるようにも見えません。
勉強している様子も、見えない。

正直、イラッともするし、何しに来てんの!?とも思うし、引っぱたいて
やろうかと思うこともある(苦笑)

しかしだ。
20年前と何が大きく違うって。

料理人に憧れてない

ってところが大きいんだよな。
皆が皆、消去法で料理人を選んでる。

「勉強が苦手だったんで」
「家がビンボーだったんで、すぐ働けるのは料理人か土木の2択だった」

っていう理由が大半を占めていることに驚きを隠せない。
ちょっとショックです(苦笑)

誰も、料理人になりたい!って思ってないし、美味いものが食いたい!
食べさせたい!とも思ってないし、将来はレストランを開業!とも思っていない。

「手っ取り早く就職できるのがこの業界だった」

という理由。
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

将来の夢がいくつかあって、その中でやっぱり料理人を選んだ!という選び
方じゃないんだよな…。

ちなみに今年の新入社員の驚くべき真実。
「オレ、好き嫌い多いんす。あんまり食べ物を美味しいと思ったことないんす。」

そんな新入社員を教育しているカロリィ、42歳です(´;ω;`)
なんか虚しい。
ヤル気のある子、育てたい。


...

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