ロールケーキを均等に切る方法。 - 2015年06月12日(金) わたくし、今までケーキやデザート作りに携わることが多かったので、 何百本、何百個というケーキを目分量で切り分けてきました。 人間の五感っていうのは、全て利き側ってのがありましてですね。 利き手だけでなく、利き耳も利き目も存在するのであります。 ケーキを切り分けるときに重要なのは利き目の存在。 これを理解してないと、高い確率で均等に切り分けるのは難しくなります。 たとえば20cmの長さのロールケーキを4つに切りたいとする。 寸分の狂いもなくキッチリ切りたい!となれば、物差しが有用でしょうか。 で、端から順番に5cmずつ切っていくと…最後の1つは絶対に小さくなります。 4cmぐらいにしかならないかもね。 不思議と4等分にはできないもんなんです。 今、職場にいる18歳の新人には、その切り方をするなと何度も教えました。 でも彼が切ったケーキは、必ず端っこが小さい。 「なんで?なんでこーなるの?どう切ったらこうなるの?」 と問い詰めるも、失敗の原因が彼自身にも分からないらしい。 ちなみに最初の1〜2回は目の前で切らせたけれど、それ以降は私のいない ところで切っているので、失敗作を見て初めて「またやりやがったな」と 気付くことしかできないっていう。 ハイ話を戻して、20cmのロールケーキを切っていきます。 まず、偶数に切るのであれば真ん中でバツンと切ります。 これも、ただ切ったんじゃあ左右の長さにバラつきが出ます。 それが、利き目の作用。 「ココが真ん中だ」と思ったところに、ナイフでちょんと印をつける。 そして、ケーキを180度ぐるりと半回転させ、再度「ココが真ん中である!」 と思った場所に印をつけてみる。 するとアラ不思議。 ズレができるんですな。 その印と印の真ん中こそが、ホントの真ん中です。 ちなみに私は、左側の方を長く切るクセがあります。 真ん中でバツンと切り、さらにその左半分をバツンと2分の1に切る。 そして右半分も2分の1に切るとする。 途中で半回転させることなくこの切り方をすると、一番左側に位置した 一切れが一番大きくカットされ、一番右側のものが必然的に小さくなって しまうと。 彼の失敗の原因はココでした。 「利き目」のことは説明したけれど、半回転させることを告げるのを 忘れてたー…。 いや、手本を見せるときに半回転はさせていたのですよ? でも、もうそれは私のクセのようなもので。 無意識にクルックルッと何度も半回転させながら中心を決定していたので、 「半回転させなければいけないよ」と口頭で説明するのが抜かっていたと いうことだったのですー。 ちくしょー。 結局は自分の失敗だったってことか(笑) 昨日やっとそれを彼に伝えることができ、義務は果たしたかなと。 料理人とは職人仕事、見て覚えろとよく言われる職種ですが、口頭で説明 したほうが早いことのほうが多いです。 職人さんは口下手で、上手に教えられないだけ。 仕事を盗めとか言うけれど、そんなの教える側の怠慢でしょ。 こっちもどう教えるか必死にならないと伝わらないし、察しの良くない 若者たちは「何も学べない」とサッサと辞めていく原因にもなるわな。 今となってはパートアルバイトたちは全員辞めてしまい、私以外は全員 正社員という状態になってしまいました。 女性も何人かいたけれど、私1人になりました。 飲食業って厳しくて、人の入れ替わりがとても早いです。 私も何だかんだまだ4年目だけれど、私が入ったときにいたアルバイトは もう1人も残ってない。私が一番の古参です。 4年目にして、もう主みたいになってる。 18歳の子がケーキを満足に切られるようになったときが、私の教育が成功 したときかなあと思うよ。 頑張れ新人。 たかがケーキカット、されどケーキカットだ。 お前のカットしたケーキは、まだ商品価値ゼロだ。 私が作った商品を、お前が価値ゼロにしとるんだ自覚しろー! ...
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