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2007年11月30日(金) 「メールは時間帯を選ばない」か?

少し前の日経新聞土曜日版の記事に「困りものビジネスメール」ランキングが載っていた。
受け取ったとき不快に感じるのはどんなメールかを会社員千人に調査した結果で、「件名がいつまでも『Re:○○○』のまま」をトップに、「件名が空欄」「返信が遅い」「改行がなく読みづらい」と続く。どれもなるほどだったのだが、私がそうねえ……と思い浮かべたのは「開封確認をつけられたメール」である。
Outlook Expressであれば送信者からの開封確認要求に応えるか否かを選択できるが、私が会社で使っているメールソフトではメールを開くと自動的に相手に開封時刻が通知される。困るわけではないけれど、監視されているみたいであまりいい気はしない。急ぎの用件ならわかるのだが、どんなメールにもつけてくる人がときどきいてうんざりしてしまう。
そういう人たちの受信フォルダは「受信者は何時何分に開封しました」メールであふれかえっているのではないかと思うが、業務に支障はないのだろうか。

* * * * *

不快なメールと言えば、ときどき覗きに行くネットの掲示板で「朝の六時に携帯にメールを送ってくる友人がいて、迷惑している」という内容の書き込みを読んだ。……のだが、それについていたレスが私には少々意外なものだった。
「朝六時の電話なら非常識だけど、メールなら問題なしでしょう。時間帯を選ばなくていいのがメールの利点なのだから」
という意見がずらり並んでいたのだ。「メールは送るのも受けるのも何時でもオッケー」という考えの人が世の中にこんなに多いとは知らなかった。

「六時なんて非常識ですよね。今度会ったら『そんな時間のメールはやめて!』とはっきり言うつもりです」
と投稿主は書いている。その口調に対しては、べつにそんな言い方をしなくても「その時間はまだ寝てるから、何時以降にしてもらえるかな」とお願いすれば済む話なんじゃないの?と思うものの、その時間のメールは控えてほしいという言い分は私は理解できる。
家に固定電話をつけておらず、就寝時にも携帯の電源を切ったりサイレントにしたりしない友人が何人かいる。仮にそういう事情がなくとも、携帯を目覚まし時計代わりに枕元に置いている人もいるだろうと思うので、私は深夜早朝に携帯にメールは送らない。
私にとって「メールは時間帯を選ばない」はあくまでパソコンに送る場合のこと。携帯へのメールは電話と同じ扱いをする。つまり、電話できない時間には携帯にメールもしないことにしている。

もっとも、この配慮が通用しないこともあるのだけれど。
出張中の夫にメールを書いたがもう寝ているだろうなと思い、パソコンのほうに送ったところ、次の朝「真夜中に起こされた〜」と返信があった。
うっかりしていた。緊急の用件の仕事メールが入ることがあるため、夫はパソコンに届いたものをすべて携帯に転送しているのだ。
私は親しい人の誕生日には0時0分に「ハッピーバースデイ!」とメールを送ることがあるが、相手がもしこういう設定をしていたら「気持ちはうれしいけど、眠いよー」と思われているかもしれない。

それにしても。
「自分の常識は他人の非常識」とはよく言うけれど、最近これを実感する機会が多い。

【あとがき】
メールといえば、最近困っていることが。私はヤフーメールを使っているのだけれど、通常のメールがなぜか勝手に迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうこと。いつもそのフォルダは開くことなく全削除しているのですが、先日たまたま開いたところ、いつもやりとりしている人からのメールが混じっていてびっくり。それからは削除する前にチェックをしているのですが、他の方からのメッセージも何件かそこに振り分けられていたことが判明。この分だといままでにも気づかず削除してしまっていたことがあったかもしれない。
もし私からちっとも返事が届かないという方がいらしたら、もしかしたらそういうことかもしれないので、ご連絡を……ってこんなところで呼びかけてもだめか……。