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2002年12月31日(火) 私の「今年の漢字」

先日、二〇〇二年の世相を表す漢字が発表された。
今年の漢字に選ばれたのは「帰」。北朝鮮から五人の拉致被害者が帰国した、ワールドカップテレビ観戦のため多くの人が早く帰宅した、昔の歌のリバイバルヒットや原点に帰ろうとする回帰現象が起きた、などが主な理由だそうだ。
では、私の「二〇〇二年の漢字」は何だろう。
日記にタイトルをつけるだけで四苦八苦する私が三百六十五日を一文字になんてできるのか?と思ったが、驚くほどあっさり決まった。というより、これ以外浮かばなかった。
私の今年の漢字は「揺」だ。
二〇〇二年、私の中のいろいろなものが揺らいだ。こんな自分を初めて見た。
人生に無意味な出来事などひとつたりとも起こらない。すべては私が自分で選択し、行動を起こしたことの結果。決して無駄にはしない。
三十の年がどんなだったか、三十の自分がどんなだったか。否定することなく忘れることなく、次の年を生きていきたい。

今年も残すところ、二十四時間をきりました。
本当はみなさんに年賀状を送りたいくらいの気持ちなのですが(出た!このハガキ好きが!)、そういうわけにもいかないのでこの場であいさつをさせてください。
『われ思ふ ゆえに・・・』と小町にお付き合いくださってありがとうございました。
今年は日記を通じてすばらしい出会いがたくさんありました。夏には初めてオフ会なるものに参加し、愛読日記の書き手さんにお目にかかってきました。メジャーどころばっかりだったのでミーハーな私は大はしゃぎ。来年もお誘いがあればあちこち行きたいし、大阪でもいっぺんくらいやりたいな。
そうそう、旅先からはたくさんの方に絵ハガキを送らせていただきました。友人には「あんたは絵ハガキ職人か!」とあきれられましたが、毎晩ホテルでそれぞれの方とのやりとりを思い出しながら書くのはそれはもう楽しくて。絵ハガキを書きたくて、また海外行こうかなと思ってしまう私はどうかしてますね。
メールやメッセンジャーでいろいろな方とお話することもできました。あんな話やこんな話、楽しかったです。
みなさん、本当にありがとう。
どうぞよい年をお迎えください。一月六日にお会いしましょう。

【あとがき】
昨日あたりからあちこちの日記で「今日が最後の更新です」「今年一年ありがとう」というフレーズを目にして、無性に寂しくなっちゃってたんですよね。年末のごあいさつメールもいくつかいただいたんですが、「出会えてよかったです」なんて書いてくれているのを読んだらうるっときてしまって。
年が明ける前からもうすでに人恋しい。しばらくしたらみんな戻ってくるのに、いつもの場所でまた会えるのに。
来年もどうぞよろしくお願いします。