シアワセノツミキ...カエル

 

 

けなげな彼 - 2002年09月19日(木)

昨夜、食事の後行き先も告げずに出かけた。
「じゃぁ、私はお出かけしてきまーす」
「はーい。いってらっしゃぁーい(笑)
 雨降ってるみたいだから気をつけてね〜」

そして近場の温泉へ。・・・しょぼい。
男友達でもいれば、そこに愚痴りに避難しに行ったりしたいところなんだけど
あいにくそんな人もいない。いない。いない。いない。

彼は私が「悪さ」しないと信じきっている。
たとえば「浮気」「放浪・蒸発」「自殺」。したとしてもそんなところか。

温泉は気持ち良い。月が出ていてぼけっと見ていた。
ただ、あの温泉の露天風呂は熱いんだよ。
どこかのおばさんも言っていたけど、露天をそんなに熱くしちゃ駄目だって!

いつも他人様の裸をまじまじと見る私が
いつになくその他人様と目が合ってしまう。
そう、私のおなかは膨れ上がり割れそうな風船のよう・・
見ないようにしつつ、なんとなく見てしまうのですね。
温泉に妊婦はそう多くないのかも。
よほど温泉好きでない限り出没するものでもないのかな。


離婚かぁ、コドモはどうしよう、仕事はどうしよう。
なにを彼と話し合えば良いんだろう。
私はまだ愛されたいのかな。
寂しいだけなのかな。
愛してるのかな・・・
親権とかどうなるのかな。コドモが生まれたら彼は会いたがるのかしら。
会わせないほうが良いのかしら。でもコドモは会いたがるのかしら。

アフガニスタンの子供達も月を見上げるかしら。
戦争の最中、生きることに疑問を持つ事無く、だだ生きているのかしら。
なにが幸せなんだろう・・・

そんなこと考えながら、月を見ていた。

  −−−−−−−−−−−−−

風呂上りで化粧もなしにi宅へ。
学校の課題取り組んで忙しそうだった。学生のころを思い出した。
創ることがすべてで、愛してることだけが生きる力だった。
家族も世間も社会も仕事もなんにもない。
自信もお金もなくて無力なことが、強さだったようなころ。
プライドだけは高かった(笑)
青いよね。脆いよね。
そんな自分が物凄く嫌いで、いとおしかった。

「絵でも書けば良いのに。そんな気力ないか・・・」って言われた。
「家のどこにいても、私の安らぐ場所がないんだぁ」そんな返事をする私。

「離婚なんて急ぐことないよ。
 出産して、まず一緒に育ててみて、それでも生き方にそぐわないとなったら
 その時改めて離婚するか考えたほうが良いんじゃない?
 結論を急いで産む前に別れたとして、一緒に育てたかったって後悔しても
 後戻りできないでしょう?
 そんなに彼のことを愛してないようには見えないし。
 慌てるんじゃないよ〜」

その通りです。

  −−−−−−−−−−−−−−


さんざん愚痴聞いてもらって、結局帰宅したのは深夜一時頃。
彼が寝ているだろうと見込んで。
一緒にいて3分で先に寝られると、なんか知らんけど腹立つから。

そんな風に思って帰宅したのに、玄関に灯りが点いていた。
アパートで、うちだけ。

扉は閉めていて鍵は開いている。
(いつも廊下でタバコ吸うので換気の為半開きにしている。
 そして二人でいる時は玄関開いている事を忘れて彼はさっさと寝てしまい
 翌日「開いてたよ〜〜!」と私が注意する)
いかにも『おかえりなさぁい』といわんばかり。

家に入るとテレビが小音量で付いていて、
彼は布団に裸ん坊で、テレビ側を向いて丸くなって眠っていた。
(二人でいて彼が調子こいてるとき。
 6時間以上ゲームして、ビール500×2〜4本飲んでくたくたになって
 椅子の上でごろ寝して起こしても起きなくて・・・ということがたまにある。
 そんなにひどくなくても、帰宅してすぐゲームを始めて
 ゲームしながら食事して、茶碗もさげないでタバコだけは吸いに行って
 1時くらいまでずーっとやりつづけていて、
 終わったと思って一緒に布団に入ったものの、おやすみのキスもなしに
 腕枕だけして1分くらいで爆睡かます。
 ・・・このパターンはしょっちゅうある。)

携帯を見ると彼からメールが入っていた。
「まだしばらくかえらない?眠くなってきちゃった。」
時間は12時半。いつもメールなんて打ってこない彼からのメール。

一人で、ちょっと寂しかったのかなぁって思った。

私もなんだか切なくなって、
何日かぶりにパジャマを着ないでくっついて寝た。
抱きしめてきた。手を合わせるといつものように指を絡めて握ってくる。
こういう、何の変哲もないような平凡な日々を送ることが
彼の愛情なのかなぁなんて思った。

やっぱり彼がいとしいなぁなんて思ったら、涙でた。

  −−−−−−−−−−−−−−−

朝、最近自分の目覚ましで起きられない彼が
珍しく目覚まし音で「うぉっ!」と言って起きた。
台所から彼のところに行って、おはようって言った。
彼は抱きしめて、キスして、おはようって言ってくれた。
「30分までねていい??」
「いいよ〜」

  −−−−−−−−−−−−−−−

そうしてまた、平和な日常が来た。

  −−−−−−−−−−−−−−−

私は彼に甘えすぎる事無く邪険にする事無く、
自分の道を歩かなくてはならない。

私の自由を認めてくれている。
ずっと一緒に居ようって、言葉では言わないけど思ってくれている、らしい。

永遠の愛情なんてないよなんて、私の前で他の人に言う彼。
人生笑って死ねれば良いんだなんて言う彼。
貧乏暇だけと言って、家でゲームする彼。
家にいるんだから、こうやって話できるでしょと言って笑う彼。

  −−−−−−−−−−−−−−−

生きることは結構しんどいことが多い。
いちいち悩んで迷って、落ち込んで、何とか回復して、の繰り返し。

そんな私を、どういうわけか信用して愛してくれて
結婚して、私は身ごもって。
 
お腹の子供も彼に似て、一生懸命生きている。
そう、1月の末頃。
彼に似た男の子ができたら、凄く可愛いだろうなぁって思っていて
ちょうどその頃受精したらしい。
そう私が思っていたころ、喜んで私の子宮にきた「いのち」があったなんて
不思議な神秘。



...




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