うららか雑記帳
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*こればっかりは仕方ない
職場の偉い人の実のお母様が亡くなられて、蜂の巣をつついたような大騒ぎになりました。 というのは、その偉い人は喪主ではないけど職員を手伝いに出すかどうか、出すとしたらどのくらいの人数を配置するか、そしてどの程度関わるのか、そういった諸々のことがなかなか決まらなかったからです。 こういうとき、私の所属する部署は先頭に立って走り回らねばならないんですよね。 報道関係、国・県関係、国・県・市議会議員関係、周辺市町村、アメリカの姉妹都市、国内友好都市……挙げたらキリがないくらいFAXで訃報を流して、お通夜と告別式それぞれの弔問客リストを作り、案内看板や駐車場の手配、問い合わせへの応対、葬儀場の下見に打合せ、打合せ。もう通常業務なんてできっこありません。 バタバタしてるうちにあっという間に1日が終わってしまったではありませんか。残業して翌日の通夜の準備をして、ようやく解散。
ああ……連休だったのに予定を全部白紙に戻さねばならない辛さったらもう! 朝、訃報を聞いた時点でプライベートの約束を全部キャンセルしましたさ。ううう、立ち寄り湯めぐり2泊3日コースがぁああ(泣) もしも他の部署だったら、駆り出されるのは課長補佐以上だから私はお手伝いじゃなくて弔問客として行けばよかったんだけどね。ていうか、この部署でなければお香典を誰かに頼んでそれで済んだのにー。
お休みが強制ボランティアになっちゃったのはしんどいけど、亡くなられた方が96歳で老衰、たくさんの子や孫、子分さんたちに大切に看取られて天寿を全うされたそうだから、その点だけは救いかな。
さて、私の担当は特別弔問客への湯茶接待。偉い先生方に粗相のないよう気をつけなくちゃ。
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