チョコトリ手帖
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2007年08月06日(月) じわっと暑くもほんのり海風な薄曇り

昨日からひきつづきPC作業。
いろんなとこに登録していたものを確認したり変更したり削除したり。
そしてお決まりの肩こりがやってきた。
塗り薬を塗りまくってスースー。
それで気が紛れるのかほんとに治ってきてるのかわからないけど、多少楽になる。
もともと肩が前に入りぎみなのが、PC作業で首が前に出っぱなしになり、よけいに肩こりを招くのだ。
猫背にもなりぎみだし。
で、猫は肩こりにはならないのか?
日が高くなるにしたがって部屋でカラダを伸ばしている、毛むくじゃらで柔らかな彼女たちを見てはそう思う。

ここのとこの毎日の大きな流れは部屋とPC(内のブックマーク)の片づけ。
ほこりをかぶったものを取り出して、それがここにいるべきかそうでないかを見極める。
ほこりの陰で今の自分にだいじなものを見失わないように。

ラジオ(ニッポン放送<高田文夫のラジオビバリーヒルズ>)から竹内まりやの新曲。
<チャンスの前髪>。
ああ、このメロディ、歌声。
サザンの原坊(ハラボー)とのコラボ(ゲストヴォーカル)。
竹内まりや、原坊、
それから同年代のユーミン。
素敵な50代。
軽さと余裕の両方がいい塩梅の。
ついつい過ぎ去ったものだとか、新しさ、若さだとかの方ばかりを向きがちになる。
けれど、これからへの希望はあるのだと思わせてくれる人はたくさんいて、しぼみがちな気持ちを一気に挽回、膨らませてくれるのはしみじみ嬉しい。

片づけの途中休憩で、図書館で借りてきた谷川俊太郎の詩集<すき>を読む。
ことば。
2次元じゃなく3次元のことば。
手に心地よい重みを感じさせることば。
それに触れるのが心地いいの。

作詞家の阿久悠さんが亡くなって。
あれもこれもと思い出す。
どれも大人で、それを口ずさめばどれもなぜだが目がうるむ。
昭和という、手触りや体温のある時代を過ごせてよかった、と思う。
ああ、よかったー、って。
ことばに手触りや体温があった昭和。
自分の求めているものがそこにあるのだ、と確信しだした今日この頃。

知識と情報の海で溺れると泳ぐのとでは大違い。
うっかりすると溺れていることすら気づかなくなってるから大変だ。

部屋とPCのホコリを払いながらそんなことを思う夏の午後。
オクラと大根おろしたっぷりのっけた茶そばのお昼を食べて、しゃっきり午後の作業開始。


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