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台所の片隅に、予定が色々書き込めるようになった カレンダーが貼ってある。 家族の外出の予定や、学校での行事を赤いボールペンで書き込んで行く ので、カレンダーは いつも真っ赤になっている。 それをするのは私の母の仕事だ。 と言うより私が余り、得意じゃないのだ。 「今日は○○があるでしょ」 と言われて「お?」って感じになっている。 駄目ですね。 それはともかく
19日の土曜日のところには大きく汚い赤い字でこの目と書いてある。 どんな目でしょう。 良く見ると、目の字の下にひらがなでひと、これまた汚く書いてある。 目と日とを間違ってしまったのである。一年生。 19日の周辺の予定は、まだ余り詰まっていないので割と白くって 早くから書かれてあったそれは、もうずっと 異様に目立っている。
このひはクリスマスツリーを飾る日だ。急かす息子を何とか抑えて この日に決めたのだ。
息子はクリスマスツリーが大好きだ。今からビーズを使った飾り作りに 余念が無い。 ツリーを飾ったあとも延々と飾りを作り続けるので、 仕舞う頃には、ツリーが大変な事になっている。 プレゼントも楽しみにしている様子だが、やはりメインイベントは ツリーを飾る事、これに尽きるようだ。
今年は息子にサンタクロースの事を少し話そうと思っている。 いきなり全部ではなく、でもまあ プレゼントを持って来るのは親だと言う風に。
息子は別に驚かないのではないかと思う。早くも怪しんでいる節がある。 毎年 サンタさんからの手紙と称して私が説教臭い手紙を付けて渡して いたのが悪かったのかも知れない。
プレゼントを持って来るのが親であろうとも、まあプレゼントがもらえる 事に違いはないし、ツリーは飾れる。 電飾を点けたり消したりして、飾りが光るのを楽しむ。 クリスマスの時だけ出すオルゴールを鳴らしてずっと聴いている。 見た目はどんどんごっつくなりつつある息子だが、中身は案外と花や 光や綺麗な物が好きという、華奢な一面を持っている。
でも字は汚いなあ。ちょっとお見せ出来ないのが残念なくらい汚いです。
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