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| 2005年11月06日(日) |
本田美奈子さんの死。 |
本田美奈子さんが亡くなった。享年38。同世代の人である。 闘病中であることは、メディアでみて知っていた。
デビュー当時からテレビの歌番組で観ていたが、オコジョみたいな 顔をした女の子で、細い顎元が羨ましいと思った物だ。 歌は上手いも下手も、歌番組のあのマイクでは 判ったものではない。 ただ、あまり能天気な歌を歌ってはいなかったので、こんなに可愛い 顔をして、一応実力派って事での売り出しなのかな?くらいに思った。
世は正にバンドブーム華やかなりし頃。女性では中村あゆみや渡辺美里が 気を吐き始めて 少しあとにはプリプリが控えている頃だ。ああ、懐かしい。 シンガーで売るには線が細い気がするし、アイドルと言う路線でも売り 辛かった頃だったんではないか。 間もなくテレビで姿を見かける事はなくなった彼女の名前をやがて 思っても見なかったところで見つける。
ミュージカル日本版「ミス・サイゴン」の主役に抜擢されたと言う。 結局、このミュージカルを私は見ていないのだが 大したもんだと 思った記憶はまだ新しい。ベストテン系番組で歌う歌手とミュージカル 女優、人前で舞台に立つ職業としては近い物があるけれど内容は全く 異なる物だ。 チャンスを2度も物にする事自体難しい事だ。
この人の名前を聞くと、とにかく華奢な体付きを思い出してしまう。 舞台での姿をテレビで見掛けた時もやっぱりすごくほっそりしていた。 太っている暇がない仕事であろうから当然なのかも知れないが。
白血病を患っていると言う話を耳にした時、助かって欲しいなあと 思った。やりたい事のために猛進して来た人なのだろうから、この年齢で 倒れるのは悔しいだろう。40と言えばおばさんと言う人も居ようが 心身ともに充実しきっている女性はまだまだ若く、驚くほど美しいはずだ。 「やんなっちゃった♪」とか思いながらでれ〜んと生きていると そろそろ 見た目がアレになってしまうのも事実だけど。
この病は「美しく、心の優しい人がなる」と専門病棟の看護師さんだった 方が 本に書いておられた。 だから「そういう人がなる病だから貴女がかかる筈ないでしょう」などと 使うんだそうである。その人に 現時点では告知が出来ない状態などの時に。 故夏目雅子の命を奪ったのもこの病だ。これ以上の説得力はないだろう。
私の友人でも一人、同じ病で戦っている人が居る。 やはり綺麗な人で、高校時代からずっと変わらずに優しい人だ。 ご主人と二人、静かに幸せに暮らしている。病状は安定しているそうだ。 このまま、状態が変わらなければずっと治療を続けて普通とほとんど 変わらない生活も可能だ。そうであって欲しい。
白血病ではなかったが、劇団四季に志村幸美さんと言う女優さんが居た。 四季は一時期、北海道でも盛んに公演をかけていたので、この人の声を 聴く機会は何度もあった。幅のある、ず抜けて美しい声をした人だった。 やはり38で亡くなっている。 40を過ぎてはおられたが 杉浦日向子さんの死も記憶に新しい。
神様は時折、女盛りを楽しんでいるミューズに目を付けてしまう様子だ。
本田美奈子さんはその後もアルバムを出し続けているが「トゥーランドット」 や「この素晴らしき世界」などバラエティに富んだ作品を集めた『時』と言う アルバムを昨年暮れに出しているので、これを聴いてみようかと思っている。
お悔やみ申し上げます。
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