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2005年09月24日(土) お寺参り。


秋のお彼岸のお中日、お寺に行きました。

お寺は車で家から10分ほど。いつもはお寺の帰り、通り道にあるファミレスで
ご飯を食べる。だから息子はお寺が大好きだ。

息子がお寺大好きな理由は他にもある。 納骨堂が好きなのだ。
だが、納骨堂が嫌いな子供など、いるのだろうか?いるか。
むしろ怖がる子も多そうだ。
とは言え、あそこは妙に子供の好奇心をくすぐる。まず花が綺麗。
字が読めるようになると、戒名を読んで歩く。更に計算が出来るならば
死んだ人の年を数えて回るのだ。一番新しい仏さんを探して歩く。
昔私は好んでそれをやっていて、祖母と母に猛烈に叱られた物だ。

息子はまだ、花をみて、お供え物を覗いて歩く段階だ。あと少ししたら
納骨堂そのものを嫌がるようになるか、死んだ人に興味を持つかのどちらか
だろう。

「他所のおうちと同じなの。勝手にのぞいちゃ駄目なのよ」 私がきつく言うと
「子供なんだから、興味を持つのも仕方ない」 などと母が言う。
散々叱ったじゃんか!私の時はっ

納骨堂を借りているとは言え、我が家の場所には本当に何も無い。
骨箱も、戒名を書いた札も。空っぽだ。
新しいからではない。 事情があって、父方の祖父母や叔母はもう、骨も
何も無いのだと言う。 父方は色々と寂しい一族だが、こんなところまで寂しい。
骨箱は順序から行けば両親の物が一番先に入りそうだ。順序が狂えば私だが。

息子がリンを鳴らす。「チーンチーン」 澄んだその音は、あの世がもしも
あるのであれば、祖父母には聞こえた事だろう。


我が儘な話しなのだが、私は出来れば墓に入りたい。
「墓かって」 と一応希望を出しているのだが、両親は乗り気ではない。
まあ、仕方ないかなあ、と思っている。でもやっぱり墓に入りたい。

若くして亡くなった人の墓参りで、トンボが墓石に止まっていたのだ。
小さな花が咲いていた。
「死んだら何も見えないからおんなじ」 と母は言う。

確かに雪国、春の彼岸の雪かきは、洒落にならないほど大変ではあるのだが。



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