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2005年08月28日(日) 気安く持ち出すな。


『郵政ガリレオ解散』
今回の衆院解散を小泉首相がそう命名したと聞いた。
『郵政』と『解散』の間に入るガリレオは人の名前であり
地動説唱えた人だよね?ってくらいしか不勉強にして私は知らない。

「どうして朝になったり夜になったりするの?」
「どうして夏になったり冬になったりするの?」

それはね、地球が自分でグルングルン回りながら、更に太陽の周りを
グルングルン回っているからだよ、と 何となく半端な説明を子供に
してやる時に 「こんな事を言ったら死刑と言う時代があったのね」
と思い出してしまうくらいだ。ガリレオ・ガリレイ
「それでも地球は動く」
異端審問で言ったとされるエピソードは、実際は無かったと言うのが
研究者間の見方であるらしい。(知ってた風に書いてますがソースは読売新聞
今日のYahooNewsから)。

ガリレオが言ってないにせよ、非常に威厳と説得力のある名文句である。
これと似たのにゲーテの「もっと光を!」があると思うのだけどちょっと違うか。
それで、記事読んで面白いと思ったのが『気安くガリレオを持ち出さないで』
と仰る研究者の方の言葉だ。そりゃあそうだろう。
余り関係ないとも思うしなあ。

結局インパクト勝負みたいな感じか。流行語大賞狙いみたいな。
研究者の方はガリレオが政治に巻き込まれ、しかも流行語大賞候補とかになるのが
嫌なんじゃないか。私がガリレオに関する書物を真面目に何冊も読んでいたら
やはりきっと、嫌であったろうと思う。読んでなくても何だかなあ。
言葉自体は名文句。言った者勝ちな感じではあるが。

ガリレオは、異端審問で有罪を宣告されて地動説を撤回する。
この名文句は「あらゆる圧力が否定しても真理は変わらない」と言う
負けて尚、学者の意地みたい物を感じさせる言葉だ。だからこそ格好良いと
思うのだが。職業的なストイックさと言うかそんな感じが。

研究者の方は続ける。「郵政民営化が真理かどうかは別として小泉首相が
ガリレオを名乗るなら最後には郵政民営化を撤回する事になってしまうが・・・」

名乗るなら本くらい読めよ。と学者さんの言葉でやんわりと言っている様に
私には聞こえて、とても恥ずかしいのだが。

秋に向けて自分も色々、喋り捲くっているよか本でも読まないとと反省した。




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