不機嫌なブーケ QLOOKアクセス解析

目次戻る進む


2005年07月06日(水) 写真。


写真が少ない。
生まれた時から生後半年くらいまでと ぽつんぽつんと2歳過ぎから
弟の隣りに『姉です』って感じで写っているのが数枚。
そして小学校の入学式の写真がやっぱり数枚。
弟の小学校入学の際は家族写真を写真屋さんで撮った。
同じ年に祖父ちゃんが死んだので、葬式写真。
と、ここまでも随分少ないわけだが それからあとがずううっと無い。

絵を描く知り合いの方が居て、その人は写真を細かく撮ってそっくりに
コマに写し取って行く方法で描いていた。
その人が亡くなった時、膨大な量の私の写真が残されていた。
20歳から7〜8年間の写真だろうか。
持って帰ったが、それすら今は手元に無い。
消えてしまう。そんなふうだ。悲しい。

6年前からは何と言うか狂ったような写真の山である。
息子息子息子・・・何でこんなに同じような写真があるのか。
幼稚園もすごいですね。1回の行事で何百枚と廊下に貼り出してるし。
ビデオも色々買ったし。うちは自分ちで撮影しないから。
先々はDVD-Rに移しとかないと見られなくなるんじゃないのかなあ。
私も確かに要所要所に写ってはいるんだけど、何と言うか
これは私と言うよりは「Rのお母さん」だね。別にいいけど。

写真が 何故消えるのか判らない。
いや、判ってはいるのだが、何故そうなるのか どうも解らない。
短大時代は随分沢山、写真を撮った。髪の短い時もあったし長かった
時もあった。大抵10人くらいで一緒に撮ったっけ。
会えなくなった友人が今は多いが、今度会ったら見せて貰おうか
きっと、ひどく懐かしいだろう。懐かしさに泣いてしまうかも知れない。
だからやっぱり結局『見せて』とは言えない気がする。

母の方がずっと写真が残っていて、20代30代と 別人のようにアルバムで
笑っている。ただ、私と一緒の写真はやはり少ないのである。

先に書いた、知り合いの方が亡くなった時、既にご両親とも他界し、
他に身内が多くないその方の家には 私の写真もそうだが、ご自身の写真が
沢山残されていた。
ご遺族の意向で、写真は全て捨てられる事になっていた。
私は成人式の時のその方の写真を 一枚だけ頂いて来た。

先日、息子の友人のお宅へお邪魔した際、PCのハード部分がいかれて
デジカメのデータが全て駄目になり、そこの家の三男坊の 生まれた時からの
写真のデータが全部なくなっちゃったと言う話しを聞いた。
確かに誕生時の写真が消えるのは親としてつらいだろうな。
だが丸きり1枚も無いと言うわけでもないだろう。
祖父ちゃん祖母ちゃんが普通のカメラで撮ってるかも知れないし。

今、私が写っている写真は、ほとんど全て息子の写真だ。
私は母である姿以外はほとんど残さず、墓に入るに違いない。
私を撮った写真は何故か消えてしまう。何故かは判らない。





リリオペ  ブログほーむめーる

My追加