もうちゃ箱主人の日記
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2010年03月29日(月) 再生できないDVD

ある方から貸して頂いた自家製DVD
 (BSデジタルを録画したDVD-R)
が再生できない。(DVDプレーヤーでもPCでも)


二、三 Webを調べてみましたが
Wikipediaが、わかりやすく説明しており
だんだん事情がわかりました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/DVD-VR

それによると
問題の発端は、
デジタルテレビ放送を録画する際の、CPRM
(Content Protection for Recordable Media) という
著作権保護技術で、それに対応できるのは、DVD-VRモードしかない、ということ。

このDVD-VR方式で録画したDVDが、ほかの機械で再生できない、という相談が
多数、ネットに飛び交っています。

デジタル放送録画でなければ、問題は少なそうですが、
デジタル放送の場合の CPRMが、さらにネックになっているようです。

解決策として、、、

1)PCでいろんなソフト(違法?)を使って加工する
2)CPRM対応のDVDプレーヤーに買いかえる
3)ブルーレイに切り替える

というアドヴァイスがあるようですが、
困ったもんですな。。。

ほかに、次のようなサイトも
参考にしました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1211221507?fr=rcmd_chie_detail

http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=8352167/


地デジ切り替えで
DVDの互換性が
こんなに簡単に失われる事態が起きてるのに
あまり騒がれていないのは
不思議ですね。
(メーカーは、もうブルーレイの時代と割り切り
本気で対応しようとしてないみたいです (怒!))


互換性放棄ということは、
そのDVDプレーヤーが壊れた場合、
(後継機の生産が打ち切られた場合を含む)
これまでの録画財産が
一挙に、再生不能=無価値化する、ということですから
生産者責任が
もっと問題にされていいと思いますね。

現実の合法的手段としては
現役機器が動く内に、
次世代ブルーレイへの複写(ダビング)しか
手立てがないようです。
(CPRM対応のDVDプレーヤーも他社機器との互換性は微妙)


実は、私は
レーザーディスクで似たような敬虔をしています。
LDを約200枚を所有していますが
LD・プレーヤーが壊れ、観る事ができない状況です。

他社が撤退した時
パイオニアが当分機器生産を続けるといっていたのを、鵜呑みにして、
代替機を買わないでいたら
同社も昨年初め、生産打ち切りとなり
途方に暮れています。
(中古機器に大変なプレミアが付いていますね)

早目に、DVDにダビングすべきだったと後悔しています。
(今だったら、ブルーレイに、、、)


実は、VHSでさえ
後期の機器では
初期のテープの再生が
ハーフ自体が重過ぎて装填できなかったり
(1本 3千円もした(!)初期のヴィデオカセットは重かった)

他社機器で3倍速録画したものは、殆どトラッキング・エラーとなって視聴できない、

(事実上、互換性がない)

など、重篤な不具合が発生しています。

私の数百本に上る貴重な映像記録(くだらないものもありますが、、)の
大半が見られない状態です。


LPはかろうじて、熱心なファンのおかげで
現在も、針などの生産が継続されていますが
これもいつ打ち切られることか、、
懸念しています。
(そこへいくと、カセットは長持ちしていますね。
驚異的です)


もうちゃ箱主人