もうちゃ箱主人の日記
DiaryINDEXpastwill


2010年03月25日(木) ボルゲーゼ美術館展

頂いたチケット(……(^^;))で、妻と下記へ   (^ω^)



業界では
 キンビ、 セイビ、 トウビ(または、 トンビ)と
 並び称されているそうだが、(この順番に意味はありません)

順に、竹橋にあるアスコ、上野駅降りてすぐのアスコ、そしてシンタロー麾下のココ。
 (あ、あの元ユメノシマの ゲンビ というのもあった)


今回の展覧会後、2年の長期改修に入るそうです。
ここは、何と言っても、秋の二科展で有名ですね。
 (近頃の二科展の話題では、クドウシズカ くらいしか知らないが、、、)
つい先年、改修したと思っていたが
あれは、ゲンビへの作品移管のための
作業に過ぎなかったらしい。
ここであった展覧会で思い出深いのは
何と言っても、《テート美術館》展である。
あれは、よかった。。。



閑話休題
今日観た感想、
修復に関する話題が多かった。
今 できたばかりのようなピカピカの修復。。
これには、違和感があるなぁ。

この辺の感覚が、われら日本人と違うんだろうか。

なんて、考えてて
ふと連想したのが
モーツァルトの
《レクイエム》や《ハ短調ミサ曲》などの補作について

私は、
 どちらの補作も、断然 レヴィン版の信奉者です、キッパリ!
世間では(オーベイでも)、相変わらず
 ジュスマイアー版、(ハ短調ミサでは)未完のまま、が
 圧倒的な支持を集めているようです。

このへんの感覚が
絵の修復と全く不一致なところが、面白い。(^ω^)

音楽の演奏では、楽譜の準備やリハーサル回数などもあるから
どうしても、旧来の版からの切り替えが難しいとの理由はあるだろうが、、

ところで
修復者の信念にしたがって
徹底的に塗りまくってしまう、という姿勢は
演奏家の信念にしたがって!
弾きまくってしまうピリオド楽器演奏にも
つながるなぁ。。 (^ω^)
  、、なんて思いました。

話がまとまってきたところで
今日は、オシマイ!






///////////
 ボルゲーゼ美術館展
 東京都美術館  1月16日(土)から4月4日(日)

イタリア・ローマ市北東部の広大なボルゲーゼ公園に位置するボルゲーゼ美術館は、名門貴族で
あったボルゲーゼ家歴代のコレクションで知られており、世界に名だたるルネサンス・バロック美術の
宝庫です。

本展はその珠玉のコレクションから選ばれた、ラファエロやボッティチェリといったルネサンスを代表する巨匠を始め、バロック絵画の先駆けであり、「最初の近代画家」ともいわれるカラヴァッジョ、そしてジャン・ロレンツォ・ベルニーニなど、イタリア美術の最盛期を概観できる内容となっています。

 ボルゲーゼ美術館のコレクションを日本でまとめてご紹介する初めての試みであり、その多くが日本初公開です。15世紀から17世紀まで、歴史の推移に沿って作品を見ていただくことで、“輝ける時代”に展開した「表現の変遷」をわかりやすく理解できる構成とします。
 およそ250年に渡るイタリア美術の流れを、ラファエロの《一角獣を抱く貴婦人》をハイライトに、カラヴァッジョという「異端者」とその追随者(カラヴァジェスキ)たちが登場する終盤まで、約50点の名品によってご堪能ください。


ラファエロ・サンツィオ《一角獣を抱く貴婦人》1506年頃
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ 《シピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿の胸像》1632年
カラヴァッジョ 《洗礼者ヨハネ》 1609-10年
ヴェロネーゼ 《魚に説教する聖アントニオ》 1580年頃
サンドロ・ボッティチェリとその弟子たち 《聖母子、洗礼者ヨハネと天使》 1488年頃

 本展終了後、4月5日(月)から当館は大規模改修のために約2年間休館いたします。
最後を飾るボルゲーゼ美術館展をどうぞお見逃しなく。

http://www.tobikan.jp/museum/borghese.html


もうちゃ箱主人