もうちゃ箱主人の日記
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2010年03月17日(水) いとこのいとこのそのまた…

いまや政界の「お調子者」になっちゃったあのヒト、ハトヤマ・ブラザースの太った方が
のたまってるそうです。

いとこのいとこのそのまた…で、あのサカモトリョーマの親戚!  なんだって。。

こうなると、皆さん連想されるのが
ソウセキ先生の『猫』の中の
あの一節。
『何でもテンショーイン様の御ユーヒツの妹の御嫁にいった先の、、、、、』


で、青空文庫で調べてみました。(^ω^)
 (こんなことやってる場合じゃないんだがねぇ ……(^^;))


主人公の「名前のない猫」と近所で評判のべっぴん猫「三毛子」さんとの会話です。
(読みやすいように改行してみました)

>
障子の内で御師匠さんが二絃琴を弾き出す。
「宜い声でしょう」と三毛子は自慢する。
「宜いようだが、吾輩にはよくわからん。全体何というものですか」
「あれ? あれは何とかってものよ。御師匠さんはあれが大好きなの。……
 御師匠さんはあれで六十二よ。随分丈夫だわね」
六十二で生きているくらいだから丈夫と云わねばなるまい。
吾輩は「はあ」と返事をした。
少し間が抜けたようだが別に名答も出て来なかったから仕方がない。

「あれでも、もとは身分が大変好かったんだって。いつでもそうおっしゃるの」
「へえ元は何だったんです」

「何でも天璋院様の御祐筆の妹の御嫁に行った先の御っかさんの甥の娘なんだって」

「何ですって?」
「あの天璋院様の御祐筆の妹の御嫁にいった……」
「なるほど。少し待って下さい。天璋院様の妹の御祐筆の……」
「あらそうじゃないの、天璋院様の御祐筆の妹の……」
「よろしい分りました天璋院様のでしょう」
「ええ」
「御祐筆のでしょう」
「そうよ」
「御嫁に行った」
「妹の御嫁に行ったですよ」
「そうそう間違った。妹の御嫁に入った先きの」
「御っかさんの甥の娘なんですとさ」
「御っかさんの甥の娘なんですか」
「ええ。分ったでしょう」
「いいえ。何だか混雑して要領を得ないですよ。詰るところ天璋院様の何になるんですか」
「あなたもよっぽど分らないのね。だから天璋院様の御祐筆の妹の御嫁に行った先きの
 御っかさんの甥の娘なんだって、先っきっから言ってるんじゃありませんか」
「それはすっかり分っているんですがね」
「それが分りさえすればいいんでしょう」
「ええ」と仕方がないから降参をした。
吾々は時とすると理詰の虚言を吐かねばならぬ事がある。......










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@ いとこのいとこのそのまた…政治家の“縁遠い”有名人親戚

自民党を離党した鳩山邦夫元総務相が最近、「私は坂本龍馬の親戚だ」と言い出した。
薩長同盟を仲介した幕末のヒーローを意識して、夏の参院選前の新党結成を目指すという。
かつて、「友達の友達がアルカイーダ」と公言した御仁だけに、その本気度や実現度は「?」だが、永田町には、意外な有名人と親戚・遠縁という国会議員がいるのも確かだ。
  〔中略〕

龍馬とのつながりについて、
「私のいとこのいとこの、ひいおばあさんの弟が坂本龍馬さんだということが分かった」と説明。
ほぼ他人に近い親戚であるようだ。

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100316/plt1003161634004-n2.htm


もうちゃ箱主人