もうちゃ箱主人の日記
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2009年02月11日(水) 待ち待ちて ことし咲きけり 

季節はいささか早いかもしれないけれど…

待ち待ちて ことし咲きけり 桃の花
  白と聞きつつ 花は紅なり

 
・・・太宰治の『葉桜と魔笛』の一節から


以前、《魔笛》という題名に惹かれて読んだことがある。
 もちろん、Zauberfloete とは
 ぜ〜んぜん、関係なかった……(^^;)

ふと思い出し、青空文庫で読んでみた。

小説のあらすじ

18歳で病死した妹を回顧してという設定。
病床の妹の恋文を見た姉が
恋人からつれない仕打ちをされた妹に同情して
慰めようと、
その恋人(歌人)からの返事の手紙を、偽造した。
その中に書かれている(姉の作った)歌が上のもの。
さて、その手紙を受け取った妹の
明かした真実とは…
 (オチは、青空文庫↓でお読みくださ〜い ^o^!)


>私二十、妹十八で、妹は、死にました。
そのころの、これは、お話でございます。
妹は、もう、よほどまえから、いけなかったのでございます。
腎臓結核という、わるい病気でございまして…

>M・Tは、その城下まちに住む、まずしい歌人の様子で、
卑怯なことには妹の病気を知るとともに、妹を捨て…

>あの緑のリボンで結んであった手紙を見たのでしょう? 
あれは、ウソ。
あたし、あんまり淋しいから、おととしの秋から、
ひとりであんな手紙書いて、あたしに宛(あ)てて投函していたの。



http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/42376_15545.html


もうちゃ箱主人