もうちゃ箱主人の日記
DiaryINDEX|past|will

ほんとは、こんな本を読んでる場合じゃないんだが…
かねてから ワーグナー楽劇の演出については いわゆる「新バイロイト様式」の時代から興味を持っていたが (70年代初め、田舎町カッセルで上演されて話題になった 「カッセラー・リング」について知りたくて、 いろいろ文献を探したが、みつからなかった) 1994から95年に、イギリス・ロイヤル・オペラでの リチャード・ジョーンズ演出によるリング(『ニーベルングの指環』) のことは、恥ずかしながら不案内であった。 この本では、その箇所と、数年前BSで放映されて話題になった シュトゥットガルトのリングについて触れた章を、興味深く読んだ。
モーツァルト・オペラの演出についても、毛嫌いするばかりでなく こういった同種の本の登場を期待したいが。
**** 『ワーグナーの力』 寺倉 正太郎 (著) 青弓社 (2005/03) 2520円
>内容(「BOOK」データベースより) 神話や伝説を「原型としての物語」へと昇華させたワーグナー ―『ニーベルングの指環』を中心とする上演作品に焦点を合わせ、 魅力の深淵と問題性、現代の受容の地平を探る。
>目次 第1章 戦後日本のワーグナー受容史 第2章 各地の『ニーベルングの指環』演出 第3章 ワーグナーとイギリス ―ヴィクトリア期にたどるワーグナー受容と解釈の淵源 第4章 絶望の淵をのぞき込む― リチャード・ジョーンズ演出『ニーベルングの指環』 (1994-95年、イギリス・ロイヤル・オペラ)について
第5章 バイロイト音楽祭再訪―2002年 第6章 ロック・マニアからワーグナー好きへ 第7章 Hey Man,I Dig Your Point,But… ―キース・ウォーナーのトーキョー・リング 第8章 『ニーベルングの指環』と『永遠の王』 第9章 ヤン・ファーブルの『タンホイザー』 ―ワーグナー演出の現代性とは 第10章 「一見さん」おおいに語る ―バイロイトのリヒャルトは、もてなしじょうず 第11章 シュトゥットガルトの『ニーベルングの指環』をめぐって
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%8A%9B-%E5%AF%BA%E5%80%89-%E6%AD%A3%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4787271938/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1225302299&sr=1-1
***********
PS: 大学院での同僚のワーグナー研究者に この本のことを話題にしたら、 「あの人たちの本を読んでちゃ、ダメ!」 と、一喝された。 … (^^;)
もうちゃ箱主人
|