もうちゃ箱主人の日記
DiaryINDEXpastwill


2008年10月22日(水) 『ワーグナーの力』




ほんとは、こんな本を読んでる場合じゃないんだが…

かねてから
ワーグナー楽劇の演出については
いわゆる「新バイロイト様式」の時代から興味を持っていたが
 (70年代初め、田舎町カッセルで上演されて話題になった
 「カッセラー・リング」について知りたくて、
  いろいろ文献を探したが、みつからなかった)
1994から95年に、イギリス・ロイヤル・オペラでの
リチャード・ジョーンズ演出によるリング(『ニーベルングの指環』)
のことは、恥ずかしながら不案内であった。
この本では、その箇所と、数年前BSで放映されて話題になった
シュトゥットガルトのリングについて触れた章を、興味深く読んだ。

モーツァルト・オペラの演出についても、毛嫌いするばかりでなく
こういった同種の本の登場を期待したいが。


****
『ワーグナーの力』
寺倉 正太郎 (著)
青弓社 (2005/03) 2520円

>内容(「BOOK」データベースより)
神話や伝説を「原型としての物語」へと昇華させたワーグナー
―『ニーベルングの指環』を中心とする上演作品に焦点を合わせ、
魅力の深淵と問題性、現代の受容の地平を探る。

>目次
第1章 戦後日本のワーグナー受容史
第2章 各地の『ニーベルングの指環』演出
第3章 ワーグナーとイギリス
    ―ヴィクトリア期にたどるワーグナー受容と解釈の淵源  
第4章 絶望の淵をのぞき込む― 
  リチャード・ジョーンズ演出『ニーベルングの指環』
  (1994-95年、イギリス・ロイヤル・オペラ)について

第5章 バイロイト音楽祭再訪―2002年
第6章 ロック・マニアからワーグナー好きへ
第7章 Hey Man,I Dig Your Point,But…
    ―キース・ウォーナーのトーキョー・リング
第8章 『ニーベルングの指環』と『永遠の王』
第9章 ヤン・ファーブルの『タンホイザー』
    ―ワーグナー演出の現代性とは
第10章 「一見さん」おおいに語る
    ―バイロイトのリヒャルトは、もてなしじょうず
第11章 シュトゥットガルトの『ニーベルングの指環』をめぐって


http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%8A%9B-%E5%AF%BA%E5%80%89-%E6%AD%A3%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4787271938/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1225302299&sr=1-1

***********

PS: 大学院での同僚のワーグナー研究者に
この本のことを話題にしたら、
「あの人たちの本を読んでちゃ、ダメ!」
と、一喝された。 … (^^;)


もうちゃ箱主人