もうちゃ箱主人の日記
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2008年04月22日(火) フメクリ




演奏会のステージ上に
「音を出さない」出演者が2人いる! と言う。
 …言うまでもなく1人は、 指揮者 で、
  もう1人は、ピアノの譜めくり。

考えてみると
譜めくりというのは、フシギな存在ですね。
なんで、ピアノにだけいるのかな?
両手を使うことでは、他の演奏者だって
 変わらないのに…

うろ覚えの記憶で申し訳ないが
かっての大演奏家 ティボー(Vn)、コルトー(P)に
こんなエピソードがある。

ある演奏会に招かれたコルトー、
ティボーが弟子のヴァイオリニストのピアノ伴奏を
するのを知り、譜めくりを買って出た。
新聞に、批評が出た。
 「奇妙なコンサートだった。
  ヴァイオリンを弾くべき人が、ピアノを弾いていた。
  ピアノを弾くべき人が、譜めくりをしていた。
  譜めくりすべき人が、ヴァイオリンを弾いていた。」

言外に、「なぜ?」とあるのは、言うまでもない。
ヴァイオリニストにとっては、たまらなかったろう。
教訓! 
 あまりエラい先生につくものでは、ありませぬ。… (^^;)


閑話休題
Webで、こういう映画↑が封切りになるのを知った。
 

《譜めくりの女》

監督 ドゥニ・デルクール

紹介:
ピアニストへの夢を絶たれた少女メラニーの物語を主軸に、
あこがれと絶望、時を経て立場が逆転した2人の女性の愛憎を、
クラシック音楽の演奏という緊張感あふれる舞台を背景に、
きめ細かく情感豊かに描く。
2006年カンヌ映画祭「ある視点」部門で公式上映され、
フランス映画の伝統をくむ重層的な心理描写に、
クラシック音楽の構成を見事に取り入れた作品と絶賛を浴びた。

監督のドゥニ・デルクールは、高い評価を受けるビオラ奏者でもあり、
現在、フランス・ストラスブール国立音楽院教授というフランス映画界
きっての逸材。
パリ国立音楽院時代には、プレイエル、カーネギーといった世界一流の
舞台でソロ演奏も行っている。
長編第5作目となる本作で、1曲のクラシック音楽作品さながらにドラマを
仕立て、また演奏家たちの緊張や不安といった巧みな心理を描いた。

情熱と絶望を内に秘め、美しく危険な香りのするメラニー役には、
「ある子供」(ジャンピエール&リュック・ダルデンヌ監督)での少女
ソニア役が記憶に新しいデボラ・フランソワ。
大人の無神経な言動から1人の少女の人生を狂わせてしまったピアニスト、
アリアーヌ役を演じるのはカトリーヌ・フロ。
「家族の気分」(セドリック・クラピッシュ監督)でセザール賞
主演女優賞を受賞するなど、今やフランスを代表する女優の一人。

ストーリー
透き通るような白い肌に長い髪を束ねた少女メラニーの夢は、
パリ音楽院(コンセルヴァトワール)に入学してピアニストになること。
そのあこがれは、やさしく見守る両親が想像する以上に、静かに、熱く
燃えていた。

入学試験の日。人気ピアニストとして活躍する審査員長アリアーヌを前に、自信に満ちた表情で弾き始めるメラニー。
しかし、アリアーヌが見せた無神経な態度にメラニーは激しく動揺し、
演奏を中断する。
こうして、メラニーはピアニストになる夢を封印した。

十数年後。あやしいまでに美しく成長したメラニーは、名高い弁護士で
あるジャン・フシェクールの事務所で実習生として働き始める。
やがて、ジャンが息子トリスタンの世話係を探していると知ったメラニーは、自ら子守を申し出る。
ジャンの妻は、ほかでもない、メラニーがピアニストになる夢を絶った
アリアーヌだったのだ。

アリアーヌは、メラニーにピアノの経験があると分かると、演奏会での
「譜めくり」役を依頼する。
譜めくりとは、決して目立たぬ存在ではあるが演奏の出来を大きく
左右する大切な役。言い換えれば、ピアニストを陰で支配し得る役回りだ。特に最近のアリアーヌは、交通事故で受けた心の傷からか、明らかに
演奏に自信を失っていた。

練習を重ねるうち、アリアーヌはメラニーに信頼と好意を寄せていく。
演奏会。メラニーが傍らにいることでアリアーヌは自信を取り戻し、
彼女の三重奏団は、難曲をものともせず成功させる。観客の称賛を浴びて
輝くアリアーヌを、あこがれのまなざしで見つめるメラニー。と同時に、
アリアーヌの成功も幸せも、いまや支配するのは自分であることを確信し、ひそかに「ある計画」を進めるのだった……。


http://piano.cinemacafe.net/main.html


観たいけど、コワイ… 
コワイけど、観たい… (^^;)


ピアニストは観るべし。
ただし、小心者は注意が肝要。
 明日から、弾けなくなるかもしれないよぉ… (^^;)


もうちゃ箱主人