もうちゃ箱主人の日記
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演奏会のステージ上に 「音を出さない」出演者が2人いる! と言う。 …言うまでもなく1人は、 指揮者 で、 もう1人は、ピアノの譜めくり。
考えてみると 譜めくりというのは、フシギな存在ですね。 なんで、ピアノにだけいるのかな? 両手を使うことでは、他の演奏者だって 変わらないのに…
うろ覚えの記憶で申し訳ないが かっての大演奏家 ティボー(Vn)、コルトー(P)に こんなエピソードがある。
ある演奏会に招かれたコルトー、 ティボーが弟子のヴァイオリニストのピアノ伴奏を するのを知り、譜めくりを買って出た。 新聞に、批評が出た。 「奇妙なコンサートだった。 ヴァイオリンを弾くべき人が、ピアノを弾いていた。 ピアノを弾くべき人が、譜めくりをしていた。 譜めくりすべき人が、ヴァイオリンを弾いていた。」
言外に、「なぜ?」とあるのは、言うまでもない。 ヴァイオリニストにとっては、たまらなかったろう。 教訓! あまりエラい先生につくものでは、ありませぬ。… (^^;)
閑話休題 Webで、こういう映画↑が封切りになるのを知った。
《譜めくりの女》
監督 ドゥニ・デルクール
紹介: ピアニストへの夢を絶たれた少女メラニーの物語を主軸に、 あこがれと絶望、時を経て立場が逆転した2人の女性の愛憎を、 クラシック音楽の演奏という緊張感あふれる舞台を背景に、 きめ細かく情感豊かに描く。 2006年カンヌ映画祭「ある視点」部門で公式上映され、 フランス映画の伝統をくむ重層的な心理描写に、 クラシック音楽の構成を見事に取り入れた作品と絶賛を浴びた。
監督のドゥニ・デルクールは、高い評価を受けるビオラ奏者でもあり、 現在、フランス・ストラスブール国立音楽院教授というフランス映画界 きっての逸材。 パリ国立音楽院時代には、プレイエル、カーネギーといった世界一流の 舞台でソロ演奏も行っている。 長編第5作目となる本作で、1曲のクラシック音楽作品さながらにドラマを 仕立て、また演奏家たちの緊張や不安といった巧みな心理を描いた。
情熱と絶望を内に秘め、美しく危険な香りのするメラニー役には、 「ある子供」(ジャンピエール&リュック・ダルデンヌ監督)での少女 ソニア役が記憶に新しいデボラ・フランソワ。 大人の無神経な言動から1人の少女の人生を狂わせてしまったピアニスト、 アリアーヌ役を演じるのはカトリーヌ・フロ。 「家族の気分」(セドリック・クラピッシュ監督)でセザール賞 主演女優賞を受賞するなど、今やフランスを代表する女優の一人。
ストーリー 透き通るような白い肌に長い髪を束ねた少女メラニーの夢は、 パリ音楽院(コンセルヴァトワール)に入学してピアニストになること。 そのあこがれは、やさしく見守る両親が想像する以上に、静かに、熱く 燃えていた。
入学試験の日。人気ピアニストとして活躍する審査員長アリアーヌを前に、自信に満ちた表情で弾き始めるメラニー。 しかし、アリアーヌが見せた無神経な態度にメラニーは激しく動揺し、 演奏を中断する。 こうして、メラニーはピアニストになる夢を封印した。
十数年後。あやしいまでに美しく成長したメラニーは、名高い弁護士で あるジャン・フシェクールの事務所で実習生として働き始める。 やがて、ジャンが息子トリスタンの世話係を探していると知ったメラニーは、自ら子守を申し出る。 ジャンの妻は、ほかでもない、メラニーがピアニストになる夢を絶った アリアーヌだったのだ。
アリアーヌは、メラニーにピアノの経験があると分かると、演奏会での 「譜めくり」役を依頼する。 譜めくりとは、決して目立たぬ存在ではあるが演奏の出来を大きく 左右する大切な役。言い換えれば、ピアニストを陰で支配し得る役回りだ。特に最近のアリアーヌは、交通事故で受けた心の傷からか、明らかに 演奏に自信を失っていた。
練習を重ねるうち、アリアーヌはメラニーに信頼と好意を寄せていく。 演奏会。メラニーが傍らにいることでアリアーヌは自信を取り戻し、 彼女の三重奏団は、難曲をものともせず成功させる。観客の称賛を浴びて 輝くアリアーヌを、あこがれのまなざしで見つめるメラニー。と同時に、 アリアーヌの成功も幸せも、いまや支配するのは自分であることを確信し、ひそかに「ある計画」を進めるのだった……。
http://piano.cinemacafe.net/main.html
観たいけど、コワイ… コワイけど、観たい… (^^;)
ピアニストは観るべし。 ただし、小心者は注意が肝要。 明日から、弾けなくなるかもしれないよぉ… (^^;)
もうちゃ箱主人
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