もうちゃ箱主人の日記
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2008年01月12日(土) 私のカメラ


それは レンズ

まばたき
それは わたしの シャッター

髪でかこまれた
小さな 小さな 暗室もあって

だから わたし
カメラなんかぶらさげない

ごぞんじ? わたしのなかに
あなたのフィルムが沢山しまってあるのを

木洩れ陽のしたで笑うあなた
波を切る栗色の眩しいからだ

煙草に火をつける 子供のように眠る
蘭の花のように匂う 森ではライオンになったっけ

世界にたったひとつ だあれも知らない

わたしのフィルム・ライブラリイ

「鎮魂歌」(昭和40)所収

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茨木のり子の詩である。

この詩には、苦い思い出がある。

若い頃、この詩を読んだり、ほかに同様のエッセイを読んだ影響で
ある時期、旅行へ行っても、まったく写真を撮らなかった。
 (単純だねぇ… (^^;))
だから、その頃の写真が一切ない…
それもさみしい。


もうちゃ箱主人