もうちゃ箱主人の日記
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| 2007年10月03日(水) |
バーンスタインとフィデリオ |
最晩年のバーンスタインの演奏については あまり思い出したくない。
個人的には、彼の最盛期は ウィーン移転直後の70年代と思っている。
当時、彼は≪フィデリオ≫に執着していた。
ウィーンで≪フィデリオ≫を上演した際のコメントを 今も覚えている。(要旨)
「世界には今でもこのオペラと同じ状況がある。 200年前と同じことが今もなされている。 そういう意味で、ベートーヴェンは生きている」
彼が、ここで指しているのが 当時世界を賑わした「金大中拉致事件」であることは 公然の秘密だった。
今 バーンスタインが生きていれば ミャンマーの騒動に抗議して ≪フィデリオ≫を上演したかもしれない。
音楽を現実の政治に結びつけるのが いいことなのか疑問もあろう 当時の彼は輝いて見えた。
もうちゃ箱主人
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