もうちゃ箱主人の日記
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2007年03月15日(木) 圓楽の「芝浜」(2)

  ***承前****

さて、この噺の解釈についてCDのライナーノートで
圓楽師自身が書いている。
いくつか抜書きすると…

・魚勝は「酒乱」ではない、「酒を飲むと愚図になってしまうが、
 ごく普通のありふれた人間像」として描く。
  「酒乱」だったら、女房にだまされたことを知った瞬間に
 「荒れ狂う」はずと…
・女房も、「小心者で切羽詰らないとなにもやれない」普通の女。
  お金についてもオロオロするだけで
  自分で決断できず、大家に言われるままに
  やっただけ。
・F・キャプラの映画に出てくるような
 平凡な、どこにでもある夫婦の物語として描きたい。
 
まあ、納得できる演出であったが
どうしても、圓楽でなければ、という説得力には欠けるような
気がした。 (エラそうにすみません。… (^^;))

(女房の描き方は、この後 立川談志も同様の解釈を
 もっと「クサく」やっていたっけ。)

私は、志ん生師のナニワ節風にクサいのが、好きだった。
馬生師(先代)のも、よかった!
(この親子は、酒の入る噺はどれも味があった!^o^)

しかし
「芝浜」といえば、やっぱり三木助師の録音をもう一度聴いて
比較してみたい。

今回は、そのCDが「貸出中」だったので
またいづれ、
  乞う ご期待!


もうちゃ箱主人