もうちゃ箱主人の日記
DiaryINDEXpastwill


2007年03月11日(日) 封印を解く

 *字引によると、誤った使い方のようだが
 「〜を封印する」という言い方は、普通に使われてると
 思うので…

特にこれといった、だいそれた動機はないのだが
25年前、三鷹に典転居した時、
1つ「封印」したのは…
 「禅林寺」参り。

「禅林寺」は、いうまでもなく、太宰治と森鴎外の墓所がある
ことで有名なお寺。
私が初めて三鷹を訪れたのは、今から40年前高校生の時、
文化祭のテーマの1つだった郷土の作家 山本有三研究の一環で
「山本有三記念館」を見学にきたのである。
いわば、そのついでに、禅林寺に詣でたわけだが
その2つのお墓に
なぜか、大きな感銘を受けたのだった。

縁あって、転居先に三鷹、それも禅林寺近くを選んだのも
そのことが念頭にあった。

ここからが、私の面目躍如たるところ(?)
「楽しみは、最後に取っとかなくちゃ (笑)」
と、いうわけで、
せっかく三鷹に、それも禅林寺から徒歩5分に住んでる
というのに、今まで参詣したことがなかった。

似たもの夫婦というか、妻も同意見で
お参りするのは三鷹を去る時、というのが不文律。
  〜だった。

その「封印」を、今日 思いがけず、解くことになった。
なに、そんな劇的な理由があったわけではないが…
実は
モ愛好会とたのくらの会員であるNさんが、今日で
たのくらを退会することをうかがったのである。
Nさんは、毎月なんと安孫子から立川まで通われていた。
さすがにお疲れになられたのか、今月で辞めると言われた。
Nさんは、モーツァルト・ファンであると同時に
宮澤賢治と太宰のファンでもあり、禅林寺には何回か
それも桜桃忌に来られているそうだ。
せっかく帰りの電車沿線なのだから
禅林寺に寄っていこうか、とおっしゃるので
ご一緒することになったのである。

行ってみれば、あっけなかった。
そのはず、いつも買物に行く生協のはす前なのだから。(笑)

40年ぶりのお参りだが
なんということもなかった…

こうして
夢が1つ1つ、なくなっていくのかな… (^^;)

(私の太宰には、まだ「封印」がある。
 『人間失格』も『斜陽』『桜桃』も、高校の頃
  流し読みしたきりで、キチンと読んでいない。
  だから筋もウロオボエのままである。恥ずかしい。
 『人間失格』は、ないが、『斜陽』と『桜桃』は
  初版本を持ってるので、いつかそれをきちんと読んでみたい。
  これも「最後の楽しみ」の1つである。^o^)


もうちゃ箱主人