もうちゃ箱主人の日記
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シンケルといえば、モーツァルティアンの間では 《魔笛》の特に『夜の女王』の舞台装置で名高い。 星空をバックに月に立つというあれである。
実際、今日の大半の演出が、それに負うところが多い。 (というか、その影響から抜け出せない… (^^;))
なぜこの話題かというと 美学会の機関誌『美学』226号(2006秋)に 下記論文が載っていて、遅ればせながら読んだから。
>「舞台装置家としてのシンケルと世界の「舞台」化 ──《魔笛》背景案による空間演出を中心に」 長野 順子
思い立って、アンガーミュラーの『モーツァルトのオペラ』を (重い本っすねぇ! ←しょこたん風に… (^^;)) 紐解いたら、225頁に、ゲーテが1794年1月16日の ワイマール宮廷劇場公演のために描いた装置が載っており そのイメージがシンケルとよく似ている。
シンケルのは、その後だから 今に伝わる星空を背景とする『夜の女王』のデザインの原型は ゲーテにあったのだろうか? (因みに、この本によると ゲーテの監督時代1791〜1816のモーツァルト・オペラの公演数では 《魔笛》がダントツであるのが興味深い。 〜:魔笛 82、ドン・ジョバンニ68、後宮49、コシ33、 テト28、フィガロ20 ) 232頁 シンケル 1816 夜の女王
もうちゃ箱主人
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