もうちゃ箱主人の日記
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2006年09月12日(火) ひげ文字に悩む……

ただでさえ難儀しているドイツ語だが
さらに悩ませるのが、独特の「ひげ文字」
(Fraktur ドイツ字体)である。

いわゆる飾り文字「カリグラフィ」は、英語やフランス語
でも使われるが、ドイツ語の「ひげ文字」は、20世紀初めまで
書籍の活字に普通で使われているのだ。
いきおい、戦前の書物や雑誌の多くが、コレである。

ありがたいことに、ドイツ人の生真面目さ(融通なさ)の
おかげで、版元ごとの違いが少ないほうだが
(これがフランスだったら、千差万別であったろう!)
そうはいっても時代や版元が違えば、トーンはかなり異なる
もの。
たとえば、有名なO・ヤーンの『モーツァルト』初版と2版では
ずいぶん違う。せっかく初版の字体になじんだのに、2版は
全然異なっているのである…(^^;)

そういう意味では、ケッヒェル作品目録が1862年の初版以来
通常の活字体を使用しているのは、慧眼であり、ありがたい。

ヤーンの本を読むのに、一々ノートに普通の書体に書き直して
いますと、申し上げたら
「それはだめだ、そのまま読めるよう慣れるんだ!」
と、一喝されたのはi教授である。
 そ、そんなこと言ったってぇ…(^^;)


もうちゃ箱主人