もうちゃ箱主人の日記
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| 2006年09月11日(月) |
9・11とドン・ジョバンニ |
5年目の 9・11ということで 「あの映像」がTV画面に繰り返し放映されている。
見ているうちに、2年前観た 宮本亜門演出のドン・ジョバンニのことを思い出し 無性に腹が立ってきた。
演出意図について、彼は明確に語っていない。 舞台を観ろ!ということだろうが レパートリー・システムをとっていない日本の 状況では、繰り返し納得できるまで観るなんて 不可能だ。 これは、毎年ザルツブルクで催される新演出も 同様だが……
最大の不満は、やはり 9・11を単なる素材以上に捉えていない、 としか思えないこと。
射殺されたドン・ジョバンニの身体にみえる「聖痕」に 至っては、何を意味するのか 浅薄さの極みである。
それをパロディというなら それは 軽軽にやっては、ならないことなのだ。
今まで繰り返し述べてきたように、私は 例えば、ピーター・セラーズのような 新解釈演出を、決して否定・毛嫌いするものではないが この亜門演出は、受け入れられない。
当然のことだが、彼にとって この作品は、多くの中の1つに過ぎないのであろう。
でも私にとっては、大切な ≪ドン・ジョバンニ≫の一面を失った気がする。
今秋、彼がコシに挑戦するとのことだが、 観るべきか逡巡している。
…… 興奮して、とりとめない文章で申し訳ありません。
もうちゃ箱主人
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