もうちゃ箱主人の日記
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2005年02月22日(火) 「飢餓海峡」の改訂版

「飢餓海峡」といえば
昨年 85歳で亡くなった水上勉が
1963年執筆の
青函連絡船事故を題材とした社会派推理小説だが
その「改訂決定版」が河出書房から刊行されたそうだ。

報道を要約すると

・書き直しが行われたのは、
 心臓を患い信州での生活を始めた70代半ば。
 プロットは変わっていないが、
 改編個所は、ほぼ全ページに及ぶ。
 
・一例 ラストシーンの表現
 *(従来版)
 〈京一郎は死んだ……この海で死にたかったのか……〉
    を
 〈〜死にたかったのだ……〉
   にするなど、細かな変更が20か所以上行われた。

・これまで 福井の文学館で私家版として
 販売されていたものを、一般書籍として発売することになった。
    (2005年2月18日 読)

かって、井伏鱒二が最晩年『山椒魚』の結末を書き換えて
話題になったが、このケースではどうなのか
興味深い。


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