もうちゃ箱主人の日記
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| 2004年12月05日(日) |
礒山先生 『J・S・バッハ』 講談社新書より (2) |
教授のあげる「すぐれたバッハ演奏の条件」とは…
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1) 旋律を歌うより、リズムの生命力を重んじること。 バッハのリズムが、生きた「踊り」の感覚に由来していた ことは第1章で指摘した通りである。
2) 中声部のふくらんだ厚い響きでなく、外声のくっきり出る透明な 響きを基礎とすること。 通奏低音に支えられた線的な構成が、これによって見えてくる。
3) テンポ・ルバート(流動するテンポ)によらず、拍節内におかれた アクセントで表現を引き立てること。 そのアクセントを生かすためには、適切なアゴーギク(わずかな速度 の揺れ)が、必須である。
4) 長いレガートを避け、短いアーテキュレーションを積み上げること。 バッハの書いたディテールの意味はこれによってしか明確にならない。
以上の4点は、最近の古楽器演奏ではすでに常識となっている。…… <同書 185−6頁>
------------------------------------------- @ずいぶん前の著書での記述だが モーツァルトの古楽器演奏にも十分あてはまること、 と思う。
もうちゃ箱主人
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