あるみさんのにっきをめざせ

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あるみさんのにっきを目指せ

//Last modified 21/02/14


 夏は元気にご挨拶

2010年07月20日(火) 


  ということで、無理にお休みを戴き歯医者さんに行ってきました。
  「どうされましたか?」との電話に
  「チョコレート食べて歯が折れました」と返事話した時の沈黙の痛さはなかなかシビアなものでした……。
  午前中の一番最後に予約をいれていただき、駅まで炎天下歩きました……。
  車は朝一で修理屋さんに持っていかれていないですし、よりによってその車の中に日傘inだったのです。
  駅までの徒歩15分。……気を失うかと。本気で気を失うかと。
  私が小さい時は「宿題は涼しい午前中にして、午後からプールや図書館」という夏休みスケジュールがベースだったと思うのですが、今、明らかにその「涼しい時」が存在していないと思うのです。
  水道からお湯しかでない以上、ご家庭用プールでもあっという間にミニ温泉出来上がりです。茹ります。
  そんなことをつらつらと考えて気を紛らわしつつ、電車を乗り換えて……。
  
  歯医者さんでも、めいっぱい聞かれました。
  「どうしたの?」
  「チョコレートを……」
  「どれだけ冷やしたのっっ!?」
  「冷蔵庫で、普通に…」
  「どこのメーカー!?」
  「めりーず、です……」
  私の行く歯医者さんは、診察室が個室ではなく、三人同時並行形なので(たぶん、型をとっている間に隣のひとを診たりするためです)もれなく、あまねく、笑われました。
  あげく、インターンの先生までいらしていつもの先生に
  「面白いから、やってみて」
  と。
  ……うん。症例としては面白い、かもね。
  情けないことに、こんな「まぬけな症例扱い」は慣れているのでいいのですが、インターンの先生が無駄に優しくていたたまれませんでした。
  大丈夫だから! 麻酔でなんか泣かないから! 衛生士さんを呼んでまで手を握ってくれなくてもいいから! レントゲン怖くないから! 無駄に優しいといより、まるきり幼稚園の子ども扱いです。
  そんな羞恥プレイの果てに、仮歯をいれてもらって、次回の予約をして帰宅。素晴らしい炎天下で思わずペットボトル(1リットル)一気飲みですが、駅から家までの徒歩25分(伸びてる)全て汗になりました。

  これでとりあえず、堅いものを噛まなければ大丈夫、次の診察で正式にどうにかしてもらう手順でした。
  夜の分の仕事には行ける筈でした。

  ──まさか、「どんべえ」が堅いものに含まれているなんて想像してませんでした。
  ちゃんと「さくさく天ぷら」のほうは避けて、「しっとり油揚」のほうにしたのに。

  一応、気をつかってどんべえごときを20分くらいかけて、みちみち食べていたら違和感を感じた間もなく痛みとともに仮歯が取れたのです。
  衝撃でした。
  取れた歯を片手にあわてて電話すると「あー。やっぱり」と。
  ちょっと! やっぱりって何! やっぱりって!!
  あまりの暑さに反論の気力もなく、家から駅までの30分(やっぱり伸びてる)を経て、1日二度目の歯医者さんへ。
  にこやかな先生と衛生士さんに取り囲まれて
  「やっぱりだめだったーー?」
  「駄目だと思ったんだー♪」
  ……うん。だめでした。でも、出来れば、やっぱりと思うくらいならどうにかしておいて欲しかったです……。
  ちなみに、インターンの先生はご帰宅されていました。明日の貴方の実践症例に役立てますように。
  「で、なにしたら取れたの?」
  「どんべえ、たべました」
  ………役に立てますように。に。に。

  どうも夏は、毎年こんなんです。
  今年はこれ以上何も起きませんように。切実です。


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