あるみさんのにっきをめざせ

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あるみさんのにっきを目指せ

//Last modified 21/02/14


 じわじわ

2008年09月26日(金) 


  毎朝、犬さんの散歩をします。
  散歩の後は、ご飯やお水などのお世話です。
  基本的に外暮らしなので、水道も外のものを使います。

  ※ 以後、蟲話なので構わない人のみどうぞ。

  今朝も、元気にお水を汲もうとしたら水道の出が悪い。
  流れる水が二つに分かれて、蛇口に何か挟まっているような気配です。
  ああ、これは石か何かが挟まったなと掻き出そうとしましたが、うまくいきませんでした。
  よく見ると、石ではなく木の枝の先のようなものがみえます。
  ……アシナガバチの足……?
  以前から時々ここで見かけていたので、慎重にスプーンの柄を使うことにしました。
  が、スプーンの柄でごりごりしても何も出てきません。
  普段のアシナガバチ程度でしたら怖くないのですが、興奮している蜂だと何であれ危険です。しかも、「蛇口に頭から突っ込んだものの、バック出来なくて悶えている蜂」が自分だと考えると確実にパニック状態です。
  よし、これは危険。
  手はあくまで添え物として、水圧で押し流すことにしました。

  思いっきり、水道の蛇口をひねると、大量の水とともに押し出されてきたのは

  ムカデでした。
  正しく言えば、ムカデ綱 オオムカデ目 オオムカデ科トビズムカデ。

  いやん。
  予想外。
  先ほどの、茶色いアシナガバチの足のようなものはむーちゃん(※むかで。名前を書きたくないので以後、この表記とします)の後ろの触角のようなものでした。
  いやんいやん。
  むーちゃんは、見たら瞬殺を心がけています。
  が、水道から水とともに少しずつ押し出されるむーちゃんを、今、殺せば、かなり相当面倒くさいことが待っています。特に、もし、水道の中に部品を残してしまった日には……。
  ひじょーーーに、不本意ながらも、むーちゃんを助けると言う行為をしてしまいました。
  あああ、今思い出しても、不本意。

  蛇口からむーちゃんがじわじわと出てくる様は、もう安いB級ホラーパニック映画としか言いようがありませんでした……。


  それでも政令指定都市。えへん。


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