宝塚といえば、今や看板はエリザベートなんだそうです。ベルばらではないのです。あ、宝塚歌劇の話です。 確かにエリザベートは華やかで美男美女出揃って楽曲もオリジナルからのアレンジ可能……美味しいです。一度宝塚版ポスターを観たことがあるのですが、トートがまるきりセフィロスという耽美っぷりのでした。なるほどほど。
でもって、宝塚。ベルばらだって欠かしません。 このたび、ベルばらの「脇役ちゃんメイン」が演じられます。 ……ベルばらで、脇をまんまメインに持ってきて宝塚映えするというとロザリーでしょうか、と勝手に思ってました。 そう、春風ロザリー。 おかーさんはポリニャック伯夫人だったり、いもーとは自殺しちっゃたり、なんでもいいからテロっちゃえ☆だったり、オスカル様ラブだったのになんだかマザコン新聞記者と結婚したり、たぶん、一番波乱万丈な人生を歩んだ人です。波乱万丈すぎて、どこに焦点を持ってきたら二時間の舞台にまとまるのか想像つきません。 ──杞憂でした。 宝塚の用意した主役は、 ジェローデルくん。
……………こりゃまた、なんというか、脇にも程がある気がするんですが。全部で何コマ居るかだって3分あったら数えられそうです。フルネームすら原作にはありません。アニメ版では有ったようですが。ポエムやろーにして、かなり不憫な人です。すみません、ものすごく好きです。礼節と時とポエムを重んじたばかりに空振りしてしまったあのまぬけな不幸っぶりが。 唐突にオスカルのことを形容したシルフィードとはなんぞや、と永年の謎だったのですが、今日記のために検索かけて初めて知りました。シルフの女性形でしたのね。やはりどこまでもポエムやろーです。さすがフランス人は一味違います。
と、ここまで語っちゃうくらい観たい! と、いざとなったら宝塚友の会に入る覚悟までしたのに、友の会の優先予約は終わっていました。全国公演らしく、うちからの最寄りは梅田です。しかも、梅田では2日間だけです。チケット入手は厳しい状況です。 DVD買うしかないのか、てか、出るのかそれは……あ、NHKBSと言う手があるのか……BS入っていないのですが。
ちなみに、ヒロイン?はソフィアだそうです。 フェルゼンの妹の。 でもってソフィアがジェローデルが好きという設定……………その設定は思いつかなかったわ! まだまだ二次創作の世界は可能性だらけです。
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