11月三連休(←世間的には、そうらしい)アイーダを見る機会にめぐまれました。 劇団四季の名古屋公演です。 新ミュージカル劇場(名古屋の四季劇場)ははじめてー。小さめですが、ロケーションは悪くはありません。頑張れば名古屋からでも栄からでも歩けます。 席もセンターでいい席ーーー。ひゅううう。幸せです。ありがとう〜。Kさん。まんなか〜。
お……おもしろかったー。 思っていたのより、壮絶にパワフルで、豪華。話もキャラも判りやすく出来ています。ファッションショーは豪華だし、軍人さん達は踊りや動きに切れがあって、アサシン軍団みたいー、と間違った感想を抱いてしまいました。いや、あれはかっこいいって。素敵過ぎです。 話としては、ヒロインのアイーダよりもアムネリスに感情移入してしまって、大変なことになりそうでした。えらいなあ、かっこいいなぁ、アムネリス。どんな思いで婚礼の準備したのかなぁ。救いたかったんだろうなー。うんうん。 ……ラブストーリーで、ヒロイン以外に感情移入してしまうと、感動のシーンも「ああ、あなたたちも大変だろうけれどね……」となってしまって、訳が判らないことになります。 一方、私の後ろの席のお嬢さん達は、四季の会員さん達で、その端々の会話からリピーターだと判るのですが、もうラストシーンで号泣。 運命の二人が再会を果たす辺りでは「よかったね! よかったね!」とと辺り憚りません。……いや、観劇中なのでちとは憚って欲しいのですが、まぁ、あとはカーテンコールだけだし……と、微笑ましくすら思って号泣を聞いていました。 カーテンコールは満場の拍手。 手が痛くなるほど送ります。 後ろのお嬢さん達も、拍手しています。 毎度思うのですが、主役は勿論、アンサンブルの人たち、色々な役でほとんど出ずっぱりです。軍人さんをこなした、男性アンサンブルにあの体力と気力と集中力はすげぇぇぇ、と感嘆しまくっていると背後から、涙声が。 「誰が、いい?」 「真ん中」 ……え。 舞台の上は、くだんの軍人さん達が並んでました。拍手拍手。 聞くんか。このタイミングで、それを。そういうのは帰り道でやれ。 答えるんか。感動とそれは別物なのか。いや、別物とは思うが、即答か。 「真ん中──かわいい。あっちのひとは、かっこいい」 ……可愛いのはあれか。たぶん、彼女の前後2列、ほとんど反射的に真ん中の人を注目してしまったと思います。 もう、感動も感心も全部吹っ飛んで、真ん中、真ん中、とリフレインが続きます。 アイーダ、と聞くだけで「間だけに、真ん中」などと意味不明のことしか連想出来なくなりました。ううう。
1月に楽日を迎えたら、次の名古屋公演はマンマ・ミーアですのことよ。 やはり、真ん中好きのお嬢さん達はせっせと通うのでしょうか。 私も……四季の会に入るべきか。うーむ。早く住所変更届けださなくては……。
|