片づけています。 片づけています。 ゴールはまったく見えません。 強いて言えば、ようやく昭和40年代にやってこられた、という進みっぷりです。 ──黒く変色したカルピスは既に生物兵器です。乳酸菌なので化学兵器ではありません。 「もったいないからお客様に☆」 としまい込んだまま生物兵器を造るくらいなら、せめて娘に飲ませてくれても……おかあさま。 各種地層になっていて、「これさえあれば残り物知らず!」というオーブンのチラシもありますし(どうやら残り物にホワイトソースをかけて焼けばもれなくおしゃれなグラタンになるらしい…)、22kだかののモデムもありますし、魔法瓶は大量に発掘されましたし、なにがなんだか状態です。もうここまでくると汚部屋というか、ゴミ屋敷と言うか、いっそ博物館です。ある意味歴史的価値。
で。 高校か中学時代の私のノートも出てきました。化学と、物理。
……ひどい。
字が下手だと言う自覚はありましたが、あれはそんなもんじゃありません。記憶を美化し過ぎです。 ひたすらに、頭が悪い字です。 物理のなにやらの回路図(たぶん)に至っては、自分ですら解読出来ません。 とても義務教育終了後の人間が書く文字ではありません。4歳児の姪の方がまだ知性ある文字を書きます。 あんな文字を読まされた先生には土下座して謝りたいですし、よくもまぁあんな文字書いていて受験する気でいたもんです。受験より日ペンの美子ちゃんに入門するほうがどう考えても先です。過去の自分に出会ったら、もれなく後頭部を殴りつけたい気持ちでいっぱいです。 あんな文字で手紙を送り付けられたおともだちには詫びる言葉もありません。 昨年の高校同窓会の後に発掘されたのは幸か不幸か。同窓会の前に発掘されていたら、出席なんて出来るわけありませんが、私の記憶はなくても他の人に記憶がある以上、出席してしまったことも生き恥です。去年、同窓会に出てしまった私すら殴りたい……。
人間は忘却するから生きていられる。
正論です。ものすごく、正論です。 心から実感を込めて、首が壊れるほど同意させてください。
ついでに、ノートの落書きも目撃してしまいました。
こんなことしてるから、頭悪いんだよ。私! そこに正座! 正座していても脳みその中はくだらないことでいっぱいて人の話を聞きゃしないのは良く知っているけど、とにかく正座! 手は膝の上に! どうせろくなことはしやしないんだから! せめて上手ければまだ救いもあったものを………。 高校時代のお友達は当時から上手かったです。 そして、歪んでいない目で私の絵を見ていたと思うと……。 よくもまぁ……。同窓会に出席出来たな、私。
てか、よくも同人誌作る気になったもんです。 その勇気だけは褒めてやるので、もっと有意義なことに使ってください……。
人間は忘却するから生きていられる。
私は今後自分が生きていくために、その場で、それ以上ノートを開けることなく光の早さですべてゴミ袋に入れ、ゴミ収集車の前を横切ってまで捨てました。 なので、なにやら「パステル・なんとか(←忘却)・レイン」だの書いてある不穏なノートは永遠に日の目を二度と見ません。ちょっとゆかりちゃんテイストで気にはなるのですが。いくらネタでも、あれを開いて確認して読んで晒すのは無理です。
片づけが、さらに私の意識のある時代に移行したら、帰ってこられないかも知れません。 ためしに10年前の絵もちらりと見てみましたが、耐えられませんでした。とても正視出来ません。しかも、今よりはマシなのがさらに頭痛を誘います。 助けは要りませんので、腐海には誰もこないようにしてください。 そして私の積み荷を持っている人はもれなく燃やしてください。お願いします……ほんと。
──でも、夏には本作るですよ、キャハ(・∀・)
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