あるみさんのにっきをめざせ

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あるみさんのにっきを目指せ

//Last modified 21/02/14


 お針子教室みたいなの

2005年10月09日(日) 


  自分で言うのもなんですが、私は懲りません。
  学習能力が無い、とも言います。
  パッチワーク教室でふらふらになった──やはりカントリーは私の性に合いません──くせに、また新たな教室通いです。
  
  今度は、ドールドレス教室。
  
  わぉ。
  直球ストレート。
  というか、何故、普通の文化センターにこんな講座が出来るのでしょうか。
  需要、あるんか。
  
  SDさんやジェニーさんなどの1/6ドールのドレス作りを教えてくださいます。
  本は何冊か出ているのですが、実践で作るとなるとまた別の話。
  5mmずれるだけで、ガタガタになるあたり人間服よりも難しいところもあります。(当然、簡単なところも多いのですが)
  そうしたところを教えてくれるところは、ありそうで、ありません。
  ということで、告知が夕刊に載って、その日の夜中には締め切ってました。夕方にせっせとネットに繋いでは跳ねられて、ようやく取れたのですが次に確認のために繋がったときはもうキャンセル待ちでした。おそるべし。あるところには、需要があるらしいです。
  
  自慢ではありませんが、私はたいそう不器用です。
  「不器用なんて手ぬるい。おまえは無器用だ」だの
  「土井のために、不器用の一つ上のランクを作らないと駄目だと思う」だの言われてます。えへん。ジャンルは違いますが、あまりの不器用さの余り、研究室をクビになりかけたことがあります。えへんへん。
  パッチワーク教室でも何回も文字通り、先生の頭を抱えさせました。私はくじけないのですが、先生がくじけそうでした。
  でも、「基礎を学ぶ」などの漠然とした目標でなく、オタク心満載の講座なのでたぶん、続くはず。しかも月に一回、6回限定講座ですし。
  と、手続きに出かけ、カリキュラム表をもらったら………
  
  読めません。
  
  いや、読めるのですが、意味が全く判りません。
  
  「ブリムのたっぷりした帽子」
  「モダンなソワレ」
  「モッド調のワンピース」
  ………何語ですか。それ。
  帽子である以上、ブリムはつばのことでしょうか。てか、ソワレって何。検索しても今一つ判りません。モッド調ってもう何処の国の言葉。ワンピースはワンピースで良いじゃん。
  ここに来て、「もしかして、SDディーラーさんの行くような、オソロシスの世界………? もしかしなくても、場違い?」と呆然としてきました。しかも「必ず作って帰れます」と有難くも恐ろしい言葉が。
  くどいようですが、パッチワーク教室では人の1/4倍の速度でしか進められませんでした。材料費かかんなくて良いなぁ。……しくしく。そんな私でも、出来るのでしょうか。

  と。当日。
  わくわくと出かけてきました。
  20人くらいのこじんまりとした教室です。
  ここで私は余りに大きな思い違いにようやく気が付いたのでした。
  1/6ドールって、SDさんでも、勿論、ジェニーさんでもなく、クラシカルバービーさんだということに。
  ……そうきたか。
  あくまでエレガントに、ノスタルジックに、そしてキュートに。
  そんな雰囲気の前に私のオタクな心は、みるみると行き場を失ってしまいました。
  が、皆、どこか変。
  皆と言っても、18歳くらい〜60歳くらいという5時間ぶっ通し講座にしてはまちまちなお嬢さん方ですが、皆やけに嬉しそう。
  しかも会話が、どうみても初対面同士らしいのに
  「Amazonで取り寄せた本が……」
  「ボークスの扱いが……Totocoなら……」
  「ドーリィドーリィのバックナンバーはマナハウスで……」
  「ドルパなら…」
  「東京でやっているコマミックマーケットでは…」
  ………皆。おたく?
  カタギな、おたく??
  教室内は、明らかに亜空間です。
  誰かがバービーさんを出せば、「あ、その娘って、この娘?」と何処からともなく雑誌の切り抜きが出てきて照合大会。
  オフ会ですか、これ。萎んでいったわたしのおたく心がむくむくと復活を遂げます。
  誰も「娘のために習いたい」だの「孫のために」だのオブラートなんか持ちあわせていません。はっきり、くっきりと、自分(もしくは自分のバービーさん)のためだけのスキルです。あああ、清々しい……。
  
  なので当然、授業は必死です。
  先生の一言一句、一挙手一投足すべて見逃してなるか、という気合に満ちてました。今までに参加したどの講座よりも熱血でした。
  生徒が必死なら、先生も必死。
  どう贔屓目に見ても私と同程度の必死な生徒を前に、同じ説明を5回、6回めげずに続けくれます。
  生徒さんたちは無駄口をいっさい叩かず、それでも相談はしあったり、うきうきうきうきうきうきと楽しそうでした。縫い合わせをひっくり返して服の形になったときなど、歓声まで上がる始末。
  ………皆、飢えていたんだね。しんみり。
  
  んで。
  すごいのは、本当にできたのです。私にすら。
  ワンピースと、帽子が。
  嬉しいより先に驚きでいっぱいでした。(何回写真撮ってもぐだくだになってしまうので、お見せできないのが残念です。いやほんと。ドール写真ってもしかしなくてもすごく難しいのでは……)
  ああ、このまま、頑張ればおたくドレスの制作も夢ではない……。ときメモセーラーはもう持っているから、ガンパレ制服を色々なバリエーションで作るのも、ドラクエも、FFも、各種ぎゃるげーも、うさ耳ケープも、どれもこれも夢ではなくなったかも。
  じーん。心はかなり遠くに飛んでいってしまいました……。
  次回、コートのアンサンブルの回までに今回のワンピースのバリエーションで復習したいなぁ。無駄な意欲がメラメラです。
  
  まずは、ミシン、欲しいなあ。うっとり。
  ………柚木さん、壊れそうなんだけど……見なかったふり……。


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