刺繍糸には、おーざっぱに分けて2種類あります。 国産と、輸入物。 うわぁ。自分で分けといて言うのもなんですが、本当におーざっぱですな。 んで、用途を刺繍に限って言えば、明らかに、あからさまに、そりゃもう、比べるまでもなく、輸入品が発色も綺麗ですし手触りも素敵です。 (さらにクロスステッチに限定すると、図案も美しさが全然違います。たとえば、今の私の最愛のデザイナー L&Lをはじめて観た時の衝撃ときたら。いつかここのAngel一通りとクリスマス物とwedding物とは刺したいと野望ってますが、まず、無理) が。 困ったことに、そんな輸入刺繍糸(DMC)はなかなか入手が難しい、ときたもんです。 いや、あることはあるのですが、全色揃えているお店はあまりありません。ちなみに、近所の手芸センターに至っては一色もありません。しくしく。 さらに、自分で色を決めてから物色するのならともかく、画像を元に、店頭で色決めをしようとすると、照明の都合でちょっと無理。頭に血が昇って「あー。もうまた来るの面倒臭い! 全部買っちゃえ! 糸なんて腐るもんじゃないし、いつか使うだろう」なんてなってしまいます。 勿論、いつかなんて日は永遠に来やしないし、確かに糸は腐りませんが保存のうちにもろもろになってしまったりします。そして、それでも処分できない自分がいれば、物溢れ天国まっしぐらですがな。 そんなふざけた性質の人のためにちょっとずつ色を揃えた糸見本というものも存在しているのですが、ちゃんとした糸見本はん千円します。紙見本で払うのは苦にならなくても糸見本ではちょっとかなりのきつい設定です。 それでちょっとお助け企業に頼ったり、親切に人にたよったりして色見本を小出しに揃えたりしてようやく図面は出来ました。 ……………………問題は、これを刺すのかという眩暈よりも。さらに減色しないとしても手に負えないということよりも。 全体図が自分でも読めなくて、どれくらいの布と糸を用意すればいいのか見当もつかない、というところでしょうか。
いや、冷静に考えて人間の手に負えるのか、これ。 (このマスが縦横300くらいずつで一枚のチャート。記号ごとに色替えです)
|