本屋さんに行くと、意味もなく気が大きくなります。 「悩んだら買え」「悩まなくても買え」「とにかく買え」状態です。 あまりに危険な場所なので、なるべく近寄らないようにしていたのですが、 魔が差して「素敵な奥さん」買ってしまいました。 ちなみに、リラックマのクリアファイル目当てです。 普段、付録目当てに雑誌を買うのはまったく躊躇無しです。 うっかりボニータも和田慎二別冊目当てに買ってしまうところでした。もともと持っている本の再録だというのに。 と、少女誌は重複OKです。4コマ誌だってことと場合によってはOKです。むしろウェルカムです。 なのに、あの節約奥様雑誌だけは不得手でした。オレンジページは一時愛読していたのに。 しかし「なぜりぼんが買えて、奥様雑誌が買えない。むしろ、というか、どう考えても後者の読者層だろう」と有難い指摘を受けて、頑張りました。 540円はどう考えても、高い。 けれど、節約料理の本(別冊付録)とクリアファイルを540円で買うと、雑誌が一冊着いてくる。そう考えればあら素敵。とってもお値打ちな気がするではないですか。らっきー。はっぴー。 などと、あくまで、自分を鼓舞して突き進み 完敗しました。 これは…オレンジページとは明らかに一線を画しています。いや、五線くらい画しているかも。 クリアファイルは可愛いです。ええ、なんだかサイズが横幅がA4サイズ、縦幅がB5サイズと微妙に変でしたが、可愛いです。 付録のうちのひとつ、「憧れのブランドバッグ!」も「が当たるかも知れない懸賞応募券」という文字が小さすぎて読めないスポーツ新聞トリックを駆使した作りなのもOKでしょう。 が。メインの節約料理本が……どことなく、変。 「お肉なんか無くても美味しい! ホイコーロー」 ええと。ホイコーローって、私の記憶では回鍋肉って書いたような気がするんですが。肉の味噌炒め。肉の替わりに高野豆腐を使った時点でそれは回鍋肉でない料理なのでは。それはそれで美味しいのでしょうが、やっぱり回鍋肉ではないと強く訴えたい気分です。 「鶏肉の替わりにかまぼこを使うから出汁要らず! 親子丼」 ……要るだろう。どう考えても出汁は要るだろう。むしろ鶏肉よりも要るだろう。いや、それ以前に、かまぼこと玉子では従兄弟丼ですらありませんがな。それならばいっそ、初めから玉子丼として作ったほうがよいのでは……? そんな素敵な節約ワールド目白押し♪でした。節約は素敵だと思うのですが……何かが、不思議な世界……。少なくともそれらをパーティメニューと称するのは今後のつきあいのために辞めておいたほうがいいのでは、といらん忠告をしたくなります。百歩譲っても回鍋肉とか親子丼とは称さないほうが無難に思えます。 そして節約素敵な奥様たちは、オークションで「非売品☆レア☆入手困難」と称して付録クリアファイルをせっせと販売されているのでした。550円で。いや、どこにも嘘はないとは思うのですが、釈然としないのは何故だろう……。 でも、来月も買うかもしれません。来月もクリアファイルが付くのです。やっぱりリラックマはかわええ。またサイズが変だったら我に返るかも知れませんが、いかんせん、紐で括られていてサイズ確認が出来ない……。 そのうちこの世界に慣れたらどうしよう……。
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