ことばとこたまてばこ
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2006年11月02日(木) でんでんつむりよ

裂け目からでんでんつむり、目ぇ出した
きょろりろりろりと左右を見回した

罪の深いおれはせめて汚いと思っている箇所を
ただあたたかく、ただぬれている、ただたわんでいるだけ
なにもかもかもがもすべてが単なる一部なのだと思うまで
ただふくらんでいる、ただひらいてる、ただでているだけ
汚いと思えるほどに高尚ならざる罪深いおれはせめて見つめなきゃ!

とっとっとっと血のときめくあたたかな女の腹という荒野で
でんでんつむりよ、あの花のたもとへと行きたまえよ
でんでんつむりよ、あの花は君のぬらぬらを欲してるぜ
でんでんつむりよ、遅くても懸命にのたらりのたらりと這いずるんだよ

でんでんつむり、でんでんつむりよ、


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