ことばとこたまてばこ
DiaryINDEX|past|will
薄ぐらい深淵へ向かって 時間がこくこくと迫っても それでも なかなかおんもへ足を差し出そうとしない なまけものの君よ
世界は赤子を抱いて 君の前にこつぜんと現われたりしない
世界は優しげなまなざしを 君に向けて不意にそそいだりはしない
世界はぬらぬらする情欲に 待ち憧れてきた異性の姿で迎えたりはしない
世界は暖かいみそ汁の待つ家が にょっきりと地面からはえてきたりすること それは けっして ない
自分の食いぶちは 一生と命を懸けて稼げ
自分の食いぶちぐらいは!
|