ことばとこたまてばこ
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| 2005年11月21日(月) |
一周年を祝して 『天 -7-』 |
右に眼帯をつけた手のない少年、 肩で風をきるようにぐりぐりと歩むが、 片目ゆえじようずに遠近感をつかめず、 ひとの肩に鼻からどんとぶつかる、 つるつるとした情感に欠けし視線をあびる、 なんども足元にころがる両腕にけつまぐ、 そのたびに彼はありのしない手を、 ぎっちりと強くにぎり、 ひたいにじつとりとあてて、 無常感にみちた、 ねばりねばりとまつくろな呪詛、 ぶそりぶそりと口のはしから、 こぼしおとす、 そんな少年を陽光の刃はけして刺さず。
少年はこう言いながらありのしない指で虚空を指ししめしてた、 文化がちがうよ、 文化がちがうよ、 文化がちがうよ、 日本人とは、 文化がちがうよ、 文化がちがうよ。
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