ことばとこたまてばこ
DiaryINDEX|past|will
| 2005年10月27日(木) |
糞哀れなるショーガイーシャー。 |
おじいちゃんの顔を見てなんだかどうにも泣けずにいられない。 おれはおじいちゃんの言いたいことの、はたして何分の一しか知らぬのだろう。 ああ、じいちゃんの声を知りてえな。
なんつってー。
ショーガイシャだからおれって、哀れだからおれって、と自らくちょくちょと泣き言を述べるのもいい加減にせねばならぬ。 とどのつまり婉曲的にめんどくさいわ〜、めんどいわ〜、ああしんどしんど、と人間を避けて避けて避け回っているだけのまったく糞哀れなるショーガイーシャのおれ。
そろそろ、更なる先へ進まなければ、どうしようも、ならない。
じいちゃんの声を聞けぬ以前にそれだけの言葉をおれは発してきたか? 自問。はは、過去の日々のスケジュールに必ず書かれているね、「否」と常に。
ならばおれの眼そのものと言っても過言のないカメラでじいちゃんの顔、克明なる陰影にて皺の一本一本まで鮮やかに、すっきりと撮ればよいのだ。
かっきりとおれの愛をぎちぎちに込めて。
声が聞けぬなら決しておれにしか抱けぬ情を、じいちゃんに向ければよいのだ。 まったくどうしようもない糞哀れなるショーガイーシャーの救い道は愛するじいちゃんへと、どこにもないおれだけの愛を示してようやく見えてくる。
|