ことばとこたまてばこ
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激しいライトに照らされて 私は身をぎゅん縮めると 鼻毛を出した中年男性が 酒の匂い漂わせながら
にたにた にやにや
下衆な笑みをたたえて 苔に満ちた岩石のような手で 私のうっすらとした喉仏を 親指でなでさする
とうに服は剥がされていた
ごま塩のような細粒の髭をたくわえた 口の奥底は赤黒くて臭気がして 押し潰されそうなほどの情欲が ひしひしひしと空間に充満する
とうに肢体の自由は奪われていた
どこがどうとは上手く言えないけれど 妙な力のはいった中年男性の手が 私の臀部を握りしめて圧迫する
「痔気味だね、おめえさんは」 私の脱腸している肛門を触るや同時に そう言って更に目を細めては口もすぼめた その目は歓喜、好奇、隠しもせず。
激しいライト いつまでも私を照らす
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