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今日はとても暖かくて気持ちのいい日だった。 とても気持ちがいいので、アキコが「一緒に田んぼを観察しよう」 とボクを誘ってくれた。
ボクは自由に田んぼを覗いて見たかったのだが、ボクが田んぼの クロ(水が出ないように土を固めたところ)を崩さないようにと、 アキコはボクをダッコした。 ダッコされるのは男らしくないのでちょっぴり恥ずかしかったの だが、こうしないと田んぼを見せてくれないと言うので仕方なく ボクはアキコにダッコされて田んぼを覗き込んだ。
最初はアキコにダッコされている姿を他の人に見られないかと気 になっていたのだが、田んぼを覗き込んだボクは田んぼの中に夢 中になってしまった。 田んぼの中には黒くて小さな生き物がたくさん泳いでいたのであ る。
これはオタマジャクシというカエルの幼生らしい。 水の中を泳いでいたオタマジャクシはまだ生まれたばかりでとて も小さかったのだが、これがだんだん大きくなって足が4本生え て、ボクが毎年遊んでいるカエルになるのだそうである。 あのピョンピョン跳び回るカエルくんが最初はこんな小さくて変 な形をしているとはびっくりである。 このオタマジャクシも大きくなったらボクと一緒に追いかけっこ をして遊んでくれるかな。

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