日常のかけら
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◇申し訳ないです…◇

大人げないことをしてしまいました。
本当に反省しないといけませんね。
でも、今回は本当に三蔵様の行状に振り回されましたから…。

寺院の会議は後ほど、議事録を頂ければ支障はありませんし、会議で決裁される懸案も、最終的には三蔵様の了承が必要になるものが殆どですので、会議をサボられても、すっぽかされても何とでもなるのです。
だからといって、出席されないことを認めているわけではありませんからね。

が、皇帝陛下は会議のようにそうは行きません。
この桃源郷を治める国主様ですので、そうそう歓談の機会をお断りする訳にもいきません。
どんな理由を付けてお断りしても、やはり続けてとなると、良い気持ちはしないものです。
それをわかっていながら、お会いになる直前で合わないと仰られたのです。
急なお呼び出しが斜陽殿からあったのが二回、病気だと偽ったのが一回、三仏神様のご下命で留守だと、居留守を使ったのが二回…本当に青くなりました。
急いで言い訳を考える身にもなって下さいませ。
そのたびに延々と小言を聴かされ、嫌みをねちねち言われれば、我慢の限界も超えようというものです。

何せ、皇帝陛下は三蔵様に会われるのを楽しみにしてお出でなのですから。

でも、まあ…三蔵様が皇帝陛下にお会いになるのを嫌がっておいでなのは知っていましたが、その理由が皇帝陛下の三蔵様に対するセクハラだとは気付きもしませんでした。
同席させて頂いておりますが、皇帝陛下は三蔵様の手を取られてお話をされる程度だったので、まさか、肩を抱かれたり、抱きしめようとなさるなんて…。

いくら三蔵様がお好きだとは言え、ヤリ過ぎです。
今回コトで理由がようくわかりましたので、次回からはその様なことがないようにしたいと思います。

ですから…悟空に居たたまれない想いをさせてしまったことが本当に申し訳なくて。
戻ってきた悟空がちゃんと許してくれるでしょうか?
帰ってきたら一番に謝らないといけませんね。
ええ、本当に大人げないことをしました。

(笙玄)

2007年11月17日(土)