| 2005年06月14日(火) |
こだわりが苦しみのもと |
杏珠先生
日本は梅雨入りしたとのことですがいかがお過ごしでしょうか? (省略) さて、仕事探しについてのアドバイス、ありがとうございました。 実は”ローカルにこだわらなくても・・・”というお返事、 予想はしていたものの少し悲しかったのが本音でした。
こんなに頑張ってるんだし、(交通費を浮かせるために家から片道1時間の距離プラス、シティ内を4〜5時間歩き回る日々でした) もう少し頑張ればきっとどこかで雇ってもらえるのでは・・・ ここで諦めたらなんだか勿体無い気がする・・・そんな気持ちでした。
しかしそんな気持ちとは裏腹に体にボロが出てきてしまい、 お返事を頂いた次の日、シティの真ん中で足の水ぶくれが破れたのと同じ頃に筋肉痛で一歩歩くのも辛い状態になってしまいました。 その時「あぁ、今回はこの辺が限界かもしれないな・・・」と自然に思えました。
実際建設的に考えれば今の住まいの状況など、恵まれて感謝すべき部分は沢山あるわけですし、もうすぐ日本の観光シーズンになれば 日本語をアドバンテージとして雇ってくれるローカルも出て来ると思います。それまでに日本系のお店でこちらでの基本的な仕事をしっかり覚えておくのも今後のために大切だと思いました。
ということですぐに日本系のレストランにいくつか情報を集めてみたところ、めずらしく私の家から一番近く、値段も少し高めで有名なお店が 今求人をしていることが分かりました。
早速連絡してみると受け答えが英語・・・ しかも日本人なまりでもない英語。 面接に行ったところ、この日本食レストランのオーナーはミャンマー人でした。(後から知ったのですが、オーナーは8年日本に(不法滞在だったようですが;)いたので日本語堪能な人でした)
(省略) そして昨日初仕事をしてきたわけですが、仕事内容自体は難しくないものの、お客さんとの言葉の壁というのがやっぱりあるものだなぁ・・・ と改めて思いました。
日本食レストランとはいえ甘くみれません。 本当にやってみないと分からないものですね。
そしてもう一つ気になったこと・・・お店全体がなんだか元気が無く寂しい感じなんです。オーナーとその奥さん(中国人)が経営している店なので、 もしかしたら日本人の感覚故にそう思うのかもしれませんが、 特に奥さんが寂しげ・・・話かけても話題が弾みません。
でもここで長く働いている従業員曰く、この奥さんの性格や言い方のキツさが嫌で辞めていく人が多いんだそうです。
一般的に言われる中国人気質なのか、 (省略) はたまた敬謙なカソリック(御夫婦共にです)と無宗教といわれる日本人とのギャップなのか・・・
何より私はまだまだ仕事になれていないし、 お2人ともほとんど接していない状況なので判断しかねますが、 このあたりの様子見は慎重にしていかないといけないかな?とも思いました。
ところで余談になってしまうかもしれませんがもう1つ・・・ 最近歩き過ぎてしまったことの名残かもしれませんが、 体の節々の痛みがなかなか消えないでいます。 10代の頃のように一晩寝て元気にはならないのね・・・ と思っていたのですが、首の付け根のお話が宝箱に載っていて、 少しドキリとしています。
背中の延長上の、首骨と背骨の接続部分がピンポイントでとても痛みます。 たまにボキボキと関節音が鳴って少しスッキリしたようにも思うのですが、 やっぱり痛みが引きません・・・姿勢や歩き方等気を付けてはいるのですが・・。
私の思い違いかもしれませんが、何かのメッセージだったら?と少し思いまして・・・。(一部省略) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
メールを拝見いたしました。
アルバイト先が決まったとの事・・・良かったと思います。
貴方のメールを拝見いたして一番強く感じた事は、 『こだわり』というものが貴方を苦しめている・・・と言う事です。
貴方は、(省略)に永住を希望されて海を渡ったのでしょうか? それとも(省略)に就職先を見つけるために行っているのですか?
英語を身につけるために、 さまざまな事を乗り越えて(省略)に行っているのではなかったのでしょうか・・・。
貴方が見つけたアルバイト先は、 英語を話すのに恵まれているのではないでしょうか。
どんな経験も、今しか出来ない経験です。 人のうわさや貴方のこだわりで・・・ 相手の人間性や真実を見誤る事ほど残念な事はありません。
納得できない事を相手に対して求めるものではなく、 『今の自分』に対して求めなければ、 真実は見えてきません・・・
貴方の首付近の痛みは、霊的なものなどではありません。 こだわりが生んだ「苦」のうちの一つだと視えます。 (全文掲載) 杏珠
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